劇場公開日 2019年6月28日

「久しぶりに背中で感情を表現する役者さんを観た。」凪待ち 蛇足軒瞬平太さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0久しぶりに背中で感情を表現する役者さんを観た。

2019年7月5日
PCから投稿

泣ける

悲しい

知的

沸騰した湯は摂氏100度。
それを言葉にして、アツアツの湯とか、
グラグラの湯とか言っても、
伝わる温度は、せいぜい36度以下くらいのヌルい湯として伝わってしまいます。

映像で表現すると、70度くらいは可能でしょうか。

「ぼくはどうしようもないろくでなしです」

アツアツのいや、グラグラの?ろくでなし、

その温度の伝え方、伝わり方、
こういう人を伝導師というのかもしれません。

久しぶりに背中で感情を表現する役者さんを

見たような気がします。

🎶カッコ悪い毎日をがんばりましょう♪

遥か彼方の平成のトップスターからのメッセージでした。

そして令和、この地上に降りてきて、

トップスターからトップランナーとして進化、血と汗のメッセージとして、カッコ悪い毎日をがんばりましょうをアップグレードさせたような『凪待ち』。

香取慎吾は背中でもお芝居をしてました。

背中でも感情を表現するのを観たのは寅さん以来でしょうか。

蛇足軒瞬平太