「抑えていた怒りを爆発させていい作品(いい意味で)」凪待ち なぎこさんの映画レビュー(感想・評価)
抑えていた怒りを爆発させていい作品(いい意味で)
試写会で観ました。冒頭から理不尽な出来事が起き腹の底から怒りがこみ上げ涙を必死でこらえて気持ちを鎮め
穏やかなシーンに切り替わったと思いきや
またまた許せないクソったれな奴らの登場
久々に役者そのものを憎ったらしくぶん殴ってやりたい衝動にかられ
もう無理だ,大好きな慎吾くんごめんねというやりきれない思いに体ごとスクリーンに背けてしまった
しかしなんとか慎吾くんの鋭い眼光に宿る郁男の真実を見出さなければと観続けた
やっぱり苦しくても目をそらさず観てよかった
エンドロールまで観てほしい。きっと光が見えるから
こんなに気持ちがぐらぐら揺さぶられ翻弄される邦画は平成中に出会えなかった
大袈裟だけど白石監督あっぱれと感じた
そして上映前のフォトセッションで
慎吾くん,きゃーなどと騒いでいた単純なわが身をかなり小っ恥ずかしいと変な汗が噴き出したまま名古屋を後にした,最高の試写会でした
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