劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンのレビュー・感想・評価
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良かった
フィナーレを飾るにふさわしい作品だったと思う。切なくそして感動した。ラストのヴァイオレットとギルベルト少佐のその後シーンが一つくらい欲しかったと思う。原作も読んでみたくなった
自分史上最高傑作
素晴らしいの一言に尽きる一作でした。知人に勧められアニメから好きになりましたが、映画でもっと好きになりました。主人公をヴァイオレットだけではなく、未来の女の子も登場したのがとても良かったです。作中で3回も泣いてしまいました。でもラストシーンは映画館全体が涙をすする音でいっぱいでした。
自分史上最高傑作であり、一生忘れない一作です。不幸な事件があったのに、無事映画館で見ることができ京都アニメさんに感謝の気持ちでいっぱいです。素晴らしい作品をありがとうございました。
楽しみにしていましたが、よかったです。
度重なる延期で、残念に思っていましたが、無事に完成され公開されたのには、感無量です。去年公開された外伝はとてもよく、とりわけ映像の美しさには感激しました。今回の作品も映像の美しさは期待通り引き継がれていました。物語は、原作とはかなり違って新たに作られた部分が多いようです。
期待よりは少し残念
ヴァイオレットちゃんのための映画であり、エンターテイメントとしては微妙でした。尺も長いので見るのが辛い感じです。
浅瀬で向き合いいい感じの間合いが取れていたので、義手で正拳突きしたりするのかな?と思ってたけど、痴話喧嘩にはならず静かに終わりましたね…w
泣いたけど、ズルイですよ
いや、泣きましたよ?
普通に泣きましたけど、若干お涙頂戴感が。。
家族ネタはズルイですよ。
少佐、、、
逆にあそこまで素直になれないところが、
男としてすごいと思った。
絵とか仕草は、流石京都アニメーションですわ
「素晴らしい」
今年61本目。
石川由依さんがいい。またギルベルト少佐はEDで浪川大輔さんだったんだあと感動。
戦争の悲惨さ、そして愛の物語でした。
これで終わってもいいかなと思いましたけど、作品としては全然続き期待します。
2020年のアニメ作品の中では10点以上つきそう。
今年34本目。
いつもいく映画館が放送されておらず、これだけのために別系列の映画館にいきました。
何を書いてもネタバレになりそうなので、あえて核心には触れません(他の方のを見てください)。
原作は見ていませんが、そうでも十分ストーリーに入っていけると思います。
元はというとコロナの問題、さらに例の事件と色々なことが重なり、そうしたことを乗り越えての放映となったわけですが、今年のアニメ作品の1,2位を争うアニメ映画かと思います。
アニメですので史実は元ネタにはありませんが、「文字による手紙」→「タイプライターの発明とそれによる手紙」→「電話の発明」(→「インターネットの普及」)という史実は当然あり、その「手紙と電話の違い」に焦点が一つあります(常識の範囲内程度なので予習の必要は一切ない)。
今でこそ電話(やスマホ)、インターネットが当たり前で、手紙はおろか、はがきも日本では少しずつ廃れつつありますが(紙媒体の年賀状が激減していることも明らか)、作品でも触れられている通り、「手紙には手紙の良さ、電話には電話の良さ」があり、一見すると廃れつつある手紙による意志疎通、そして(消えない)手紙の言葉による表現は、今でも大切にしたいものです。
そして言葉による表現は人の心を動かします。今ではSNS(ツイッター、ラインなど)で誹謗中傷が目立ちますが、発信する前に「言葉の持つ重み」を今一度考えることもできました(まぁ、大多数の方にとってはそんな誹謗中傷を発信することはないと思いますが)。
いわゆるアニメというカテゴリで、すすり泣きが聞こえてくるというのは正直初めてで、私はもろくはないほうですが、結構涙していた方は多かったです。それだけ、人の心をつく良い作品であろう、ということですね。
惜しくは、「劇場版」としたために続編が期待できない点かな…(観客数多かったら、元作品はあるのだし、そこからさらに劇場版2、などもあるのかも)。
正直、マイナス要素として挙げられる部分がまったくないので、文句なく5.0です。
10.0でもいいんじゃないかと思う位です。
今ではマスクは簡単に手に入るようになりましたが、本当に涙しますので、予備マスクと、ハンカチは必須かも…。
ポイントがつかない(別映画館系列のため)とはいえ、見に行って本当に良かったです。
アニメ映画には普通、「A級・B級映画」という言い方はしませんが、これは「SS級映画」ですね…。10回は見に行ってもいいほど…。
※ 一部の映画館で、9/21(本日、月祝)より「1マス空けルール」が撤廃されている(そのかわりに、ジュースのみの提供でホットドッグなどを控える、という妥協案)ところがありますので、お体には気を付けて見に行ってください。
伝説の自動手記人形はこの映画をもって実在した
僕は本編未視聴組。
ただ、それでもボロ泣き思わずポカリを買わないとはしご視聴が出来ないと思うほどだった事をここに記そうと思う。
この映画のいいポイントは大きく3つ。
作画や声優の演技が全てに置いて自然で細かくリアル。
色彩豊かな実写では出せないリアルな背景。
壮大で丁寧な広がりのある音楽やサラウンド。
まあ、何につけてもいいんですよね。
挙げてないけどシナリオもいいし。
作画は自然で、重心移動すら演技として魅せてくれる作画は京アニのクオリティならでは。
細かな足の移動ですら心象描写に使ってるし、正にドラマ。
背景に関しては映画館のプロジェクターでかなり変わるけれど、色彩のグラデーションがほんとに豊かで、黒潰れや白飛びなんてのはほぼ1割。
ここまでのダイナミックレンジは実写でもかなり難しい、デジタル作画ならではの色彩だと思う。
また、音楽も綺麗で、効果音も極端にサラウンドらしいと言うよりかはさりげない自然な音出し。
反面、ほんとにリアルなドラマを見ているような展開なので、途中でじれったいと思ったりしてしまうのはあるかも。
カメラワークや心象描写にシフトした作品なので、タイプではない人もいると思う。
ちなみに、リアルだリアルだと二・三回言ってるけど、これを実写では無理。
カメラワークも非現実的な箇所も多いし、波の絵としての完成度の高い構図と描写、背景美術の色彩の多さ、作画と声優によるそこに実在しているかのように掛け合わされた演技は、実写では嘘が増えてつまらなくなる。
結局この話は創作で、あくまでも嘘の世界なのに、何故ここまでヴァイオレットに感情移入が出来て泣けてしまうのか。
それは単に、このクオリティをもって伝えたかったテーマとそれに見合った表現力の結果なんだと思う。(上から発現すみません)
どんな時代で、どんな生き方をして、どんな世界観で、どんな技術があって、どんな考え方をしていたのか。
その時の時代に生きた人たちをここに表したかったんだと思う。
それほど、僕の目の前にはヴァイオレットが、この世界が本当にあったかのように、歴史上の人物として生きた人なんだと、まるで実在しているかのように感じられたのだ。
戦争に巻き込まれ、感情が欠如し、手紙を通じて人の心を知り思いやる気持ちが芽生え、大事な人に愛してると言われた言葉とその人を思い続け。
伝説の自動手記人形、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが生きていたと思わせるクオリティーとリアリティー。
京都アニメーション大賞唯一の大賞作であるこの作品と、京アニ並びに関係者の人達が目指していた、本当のゴールだったのだと、そう思う。
映画含めて一つの作品 原作必須
素敵な映画でした。京都アニメーションさんに感謝です。
アニメシリーズでは戦後が色濃く残り、なんとなく昔の話、という感じが強く残る印象でした。
ただ、今作ではその時代が移り変わろうとしている、手紙文化が少しずつ薄らいでいく、そんな中でのお話。
手紙文化衰退と共にヴァイオレットエヴァーガーデンのお話も終わりを迎えようとしている。
観終わっての感想としては、物語の構成が素晴らしいなと思いました。
映画を始めるにあたっての入り、途中の家族愛、兄弟愛、それが物語の終盤にかけての伏線ではないけれど繋がりを持たせてる。
弟には素直になれない、そんなお兄ちゃん姿がギルベルト兄弟を彷彿させる。
またこれまでの物語は手紙で人のつながり、想いを届けてきましたが、今回はその節々で電波・電話が登場し、この物語の終結を時代の移り変わり、産業の発達で示しているのだとも感じました。
今作は間違いなくテレビシリーズを見てからの方がいいです。
外伝も観た方がいいと思います。
内容にはあまり触れてませんが、テレビシリーズ観た方ならおすすめです。ハマってない方もお勧めです。
テレビシリーズがもう一度見たくなります。
切なく美しい
1月からの悲しい延期で既に秋となり
ましたが、公開の日を迎える事が出来
素直に嬉しいです
ヴァイオレットの美しさ愛らしさを
再び堪能させてもらえました
シーンを盛り上げるBGMが劇場
だと音量が大きすぎて興ざめする
恐れがありますので、後方の座席
に陣取るのがいいかもです(あくま
で個人的な感想です)
本作品全体をくるむエピソードの関係
から、TVシリーズ第10話を先に視聴
していると冒頭から泣く事が出来ます
(まず間違いなく皆視聴済かとは思い
ますが)
今回も当然ながら展開のキーアイテム
は手紙です
依頼者のエピソードの方は普通に
わかる展開ですが、ヴァイオレットの
エピソードに関して中盤~終盤の流れ
は一連的なものとして理解しますが、
シナリオがちょっと思っていたのと
異なる印象ではありました
本作で一番わかりやすく共感できた
のは個人的にはクラウディア社長でした
後日談的なエピソードをあまり語りすぎ
ないのがこの作品の雰囲気のいいところ
かとは思いつつ、まだ見せてほしい部分は
多々あるものの・・・ヴァイオレットの
物語にひとつの区切りがついたので
読後感としては上々です
作品レビューと直接は関係ないですが
実は外伝(永遠と自動手記人形)を
まだ観ておらず、本作品と順番が逆に
なってしまいますがブルーレイ帰りに
買いました
自然風景の描写がとにかく凄い
自動手記人形として多くの依頼をこなすヴァイオレット。しかし、手紙を書く度に失った人への想いは強まり…。
相変わらず映像が美しく雨や海の描写には目を奪われる。やや長く感じてしまったものの完結作に相応しいクオリティの作品でした。
これは、手紙が「時間」そして「人」をも超えて想いを届ける物語。
座席が50%ということもあり、レイトショーでありながら満席。
映画館を出たときには目を泣き腫らしていた。
これ程全編を通して泣いたのは同じく京都アニメーションのTVアニメKanon10話(真琴√)以来だ。
映画.comの評価は0.5刻みなので5.0としたが、実のところ迷わずに点数を付けられる作品という訳ではなかった。
4.8点。
正しく続編である本作は、ヴァイオレットの物語としての軸はある意味「起と承」がTVアニメ版の中に存在する。いくら飾り立てようとTVアニメ版を見ていないと物語として成立していない。
間は短くしすぎると視聴者の感情がのらないが、長すぎると集中が切れがちになるが、随所で間が長すぎる箇所があったと感じた。
それが0.2点の減点内容であり、それを遥かに上回るだけの巧みさが本作にはあった。
非常に丁寧に描かいた演出や、音響など触れるべきところは多くあることは承知しているが、他を差し置いても脚本について触れたい。
これほど本作がシリーズのラストを締めくくるにこれ程相応しいもの足り得たのは、情報伝達手段としての「手紙」というテーマを正しく昇華したからに他ならないと思う。
ユリスの物語を軸に「手紙」は「電話」の出現によって需要が減っている様が描かれる。ユリスが危篤の中、アイリスの機転によって「手紙」では時間という壁の前に想いを届けることができなかったのを、「電話」という手段によって叶えることができた。また、終盤ではヴァイオレットとギルベルトを祝すと同時に、電波塔の完成を祝う形で花火が上がる。
これらは「電話」が「手紙」に取って代わるだけの価値を秘めていることと、現実の歴史でもそうだったように、この世界でも即時性のある「電話」が「手紙」に取って代わる宿命にあることを示している。
実際に、デイジーの時間軸では配達は衰退し、国営事業となっている。
しかし、そんな中でもデイジーは両親に想いを伝える手段として「手紙」を選択する。
ヴァイオレットが書き、アンに届いた母親からの手紙を見て決めた訳ではなく、ヴァイオレットの足跡を辿った末の結論として。
それは、感情が理解できなかったヴァイオレットが生涯に渡って「手紙」が持つ想いを伝える力を伝えてきた結果であり、何人もの手を渡るからこそ時代をも超える「手紙」が誇る、他の伝達手段に勝る強みである。
だからこその「デイジー」の存在であり、「人口の少ない島でありながら一番手紙を書く」というラストなのだろうと思う。
これほど、続編であり完結編という形に相応しい物はあるだろうか。
デイジーの物語はTV10話(アンの回)がなければ描くことができなかったし、これを劇場の物語の中に収めることはできないだろう。
続編だからこそできた飛び道具であり、アンの話の時点では予定していなかったであろうデイジーの話でシリーズとしての締めに相応しい形で締めくくる。まさに天才の所業ではないか。
万雷の喝采を贈りたい。
間違いなく一番!
今の時代にふさわしいテーマを訴えかけてくる素晴らしい作品でした。後半からは嗚咽が止まりません。ヴァイオレットは言います。「人間は本当の気持ちを言えないで、反対のことを言ったり、強がったりする。相手に言葉で伝えないと判らないことがある」と。その本当の気持ちを伝えるために手紙がある。確かに手紙の言霊が、相手の心を揺さぶり、行動に駆り立てるのである。少佐が走り出した時のそうでした。そして、ヴァイオレットが恋焦がれていた少佐に会えた時の言葉。「しあわせです」はシンプルだけどあのシーンに一番ふさわしいと思います。さらに、きっとこの映画は一番身近にいる大切な人に「あいしている」と伝えてくださいと教えているような気がしました。
設定は架空の世界ですが、何の違和感もなく溶け込めたのは京アニの凄さでしょう。しかも間のとり方が絶妙でじんじん心に響きます。
あの喜びが爆発した時の花火の美しさ。きっと京アニの亡くなった魂たちが、ヴァイオレットを祝っているような気がしてまた涙が。
ヴァイオレットは素直で強く、ネガティブに見えて、おどけるような面もあり。増々惚れてしまいそう。
いずれにしても、ヴァイオレットの人生の軌跡を追いかける女性、早逝する少年、ヴァイオレットの少佐への愛という三つのストーリーは、全く違う色の世界のようですが、最後にはまるで一つの世界に合体するかのように、見事に重なり合います。今年一番の秀逸な作品です。
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