「前作の足元にも及ばない!!」ボーダーライン ソルジャーズ・デイ アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)
前作の足元にも及ばない!!
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前作は新任女性兵士の視点からカルテル抗争の地獄を描いていて、単にドンパチ好きに限らず女性や一般層でも観る事ができる素晴らしい映画だったと思います。監督が変わったので劇場に観に行くのを止めましたが、やはり心配した通り普通の映画になってしまい、つまらなかったです。全編にわたって、安全な場所での会話が多く全体の緊張感が薄いですし、カルテルらしき奴らも殆ど出て来ないので緩急も薄く、現在地や今何をしているのか状況が良く分かりませんでした。中盤のハンヴィでの護送シーンは「おっ、始まった!!」と期待しましたが、これだけの重装備なのにチームの誰もヘルメットをしていないのは舐めているのかと思いましたし、敵も弱すぎてすぐ終わってしまい、護送対象に逃げられたのに出発し、次で何もなかったかのように合流して進むので、何だこの映画はと言う感じでした。アレハンドロは子供も殺す冷酷な人でしたが、子守りになってよく喋るキャラに変わっている気がします。何かしらピンチがあっても、すぐ次のシーンに移るので普通過ぎますし、とにかく退屈でした。
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