ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価
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タランティーノ監督の切なる願いを感じた
すごく人を選ぶ映画だなと思ったのが1点。
アメリカの映画史やアメリカンカルチャーを知らないと、楽しみどころを見出せないなと思ったのが1点。
タランティーノ監督が描いたのは、英語文法でいう仮定法過去の"もしこうだったら"というような思いを、強く反映させた作品だなと最後に気づき、少し切なくなったのが1点。
考慮すべき側面が多く、どう評価すればいいか難しい作品でした。
私は個人的にカーカルチャーが好きなので、
ボロいカルマンギアやシェビートラック、ナローポルシェなどを筆頭に、いい車がたくさん出てきた点がとても楽しめたのと、当時の時代考証も緻密になされていた(と思う)点はとても良かった。
話の骨子となるシャロンテートに関する事件は、
事前にキネマ旬報で読みなんとなく頭にあったので、
なんとなく展開は読めていたのだが、ラストはまさかの展開でびっくり。
一般に言うタランティーノ作品らしさを感じられたのは、その部分だったのかもしれない。
尺の長さの問題もあるだろうけど、ほぼ満員の客席から途中で退出する人が2名。
ストーリーにも文化的背景にもノレなかったんだろうなぁと思った。
かくいう私も、車とカルチャーの側面ではとてもワクワクしたけれど、話の筋書きではノレなかったのが本音です...。
作品のどこに価値を見出すかによって、楽しめるか楽しめないかが大きく別れる映画だなと思った。
アメリカ人でも、この作品のベースの話を知る人は多くはないのでは(?)と思うだけに、日本人が理解できないのも無理はないよなぁと。
大衆向けエンタメ作品ではないなと思ったのが、
一番の感想でした。
素晴らしいの一言。
ネットを見ると中だるみだの、会話が長いだのという声を見ますが、あなた達、タランティーノ作品観たことないでしょ?映画というものはそもそも統一基準で測れるものではなく、それぞれのジャンル、ストーリー、メイカーごとに全く違う要素が求められます。タランティーノに関して言えば、彼自身が一つのジャンルであるわけです。そういった意味で言えば、私はタランティーノ作品として最高傑作と呼んでもいいと思います。たしかにパルプフィクションとかに比べると、序盤のカットも多いし、タランティーノラインも少なめ。とは言え、バランス的な意味合いでいうと、ジャンゴとパルプフィクションの中間が欲しかった自分としてはとても満足でした。まだやめないで欲しいけど、これが最後だと言われても納得できる素晴らしい作品をありがとうございました!
よし、もっかい観るか。
映画オタク渾身の一作!予習して観た方がいいです!
ディカプリオとブラピの2大スターの共演作ということで予習もせずに観た自分が失敗でした。
この映画は歴史上の事件を背景にしつつも、あくまでもフィクションという設定で描かれたもので、それをこうもタランティーノ流でアレンジしてしまうということに後から知って驚きました。
正直予習して観ると全然印象変わると思います。むしろ知ってること前提とした上で観る映画だと思いました。
どうしてあそこまでの表現をしたのか、どういう思いがタランティーノにはあったのか、素晴らしい出来だったと思います。
恐怖に会場が笑ってしまうというあのシーンは見応え十分です。
ストーリーは淡々としてますが、それはそれで良し。
時代を感じさせる撮影の仕方。コマの割り振り方。
現代のようにCGでド派手な演出をする映画とは違い、
人間深さで勝負していた時代を感じされる映画でした。
ディカプリオはあいかわらず演技力が神ってました。人を惹きつける演技力は年々増していっていると感じました。次作も絶対に観たい。
ブラピはクールすぎてかっこよすぎて、まさに憧れのおっさんって感じです。このような役はブラピしか勤まりませんね。
それにしても予習なしで観たのがもったいない作品でした!(´;Д;`)
少し勉強していくと100倍楽しい!
タランティーノ監督の新作と聞いて心が動かない映画ファンっているの?
しかも、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットのW主演。
誰の感想も聞きたくなくて急いで見に行った。
たぶん誰もまだ感想なんて聞きたく無いだろうからこれから見る人への注意だけ。
1969年のフラワームーブメント、ヒッピー、マンソンファミリー、シャロンテート、と聞いて何があったのかピンと来る人もいると思う。
でも、ピンとこなかった人は調べてから行った方がいい。
でないと、なぜ映画を偏愛するタランティーノ監督が映画という文法を使ってこの映画を作ったのか理解出来ないと思う。
西部劇ドラマで人気を集めたリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は映画に転向したが鳴かず飛ばずで落ち目寸前。
リック・ダルトン専属のスタントマンをやっているクリス・ブース(ブラッド・ピット)はそんなリックを支えている。
そんな二人がカムバック出来るのか!?
ロマン・ポランスキー、シャロン・テート、スティーブ・マックィーン、ブルース・リーと当時の花形の俳優達や画面に出てくるのが映画好きには嬉しい。
ただスティーブ・マックィーンは全く似ていなくてガッカリするけれど…
とにかく今すぐ映画館に行くべき!!
中だるみが・・・
好きな監督なので、全部の作品は観ていますが、それでも今作は長い!と感じてしまった。
MG-TDやカルマンギアといったオープンカーの良さ、ナローポルシェの格好良さ、再現された昔の街並み等々、印象に残る名シーンは多いのだけれど、デカプリオの西部劇撮影の下りで集中力が切れてしまった。
その代わり、デカプリオの相棒であるブラピが最高に格好よくて、ブラピのシーンはどれも引き締まっていて飽きさせない。
最後は、いつもの調子でまとめるわけですが、ちょっと長すぎたという印象を受けた。
よく言われることだが、マンソンファミリーやシャロンテート事件のことは予備知識で持っていないと、さらに、はぁという印象を受けること必至でしょう。
自分は好きだ‼️
タランティーノの監督作品9作目は60年代のハリウッドである。時代を感じさせるファッションこれには度肝ぬかれるし当時のスター達には感心してしまうし、映画史に興味ある自分にとって良い作品になったと感じているが単純だなぁと感じてしまうところもある。そこがタランティーノ作品だと自分は思う
面白ければストーリーなんていらない
待ちに待ったタランティーノ監督作なので初日に鑑賞。
始まって数分、ブラックコメディを織り混ぜながら話は淡々と進んでいく
ただ、この手の作品はあまり深く考えずに
観た方がいい1本
69年8月9日に起こったシャロンテート殺人事件をベースにラストを描いていたが、
これはタランティーノが夢に見た 夢の国ハリウッドを描写されていたので面白味があり、
見応えのある作品だった
でもラストのリックとクリフの友情に
自然と涙が出ていました
タランティーノはこれが失敗したら
もう撮らないと言っているけどこれこそ
彼の集大成なのかなと思える1本だとも思えました
タラの個人的趣味全開の作品だが切れ味に欠けた
映画全体、タイトルからエンドロールまで1960年代後半の空気でパックしたよ!こういうの作りたかったんだ!というタラ監督の声が聞こえてきそうな作品。その意図には成功している。当時のアメリカのテレビ、映画を同時代で体験してるアメリカ国民には細い描写や流れる音楽が心に沁みるかもしれない。ただ、自分は日本の70年代生まれなので、時代の雰囲気づくりに成功してるんだろうな、くらいにしか分からん。シャロンテート事件についてウィキで読んでから観たから作品理解の点でまだ救われた。パルプフィクション、レザボアドッグスのような、セリフのかけあい、展開の小気味良さと観客をびっくりさせるサプライズの連続はもうタラ監督には期待できないのかも。ラストシーンのサプライズが、「やっと」見せつけられ歓喜したけど、映画の長さからしたら全体的に物足りないストーリー。ディカプリオ、ブラピ、ワンちゃんはいい演技してるよ。タラ監督、あと1作品しか作らないみたい。最終作品はどうなることやら。期待は半分程度にしておこう。今作品に期待しすぎた。
タランティーノ総決算にして鎮魂歌
ずっと楽しみにしていたワンハリ。公開2日目に観てきました。レイトながら、客の入りは8割。長尺の映画ながら途中離席する人はゼロ。タランティーノ作品は殆ど見たものの、実はスクリーンでの鑑賞は初めてでした。
始まってまもなく1969年のハリウッドの世界に没入させられます。古き良きアメリカの街並み、ディカプリオ×ブラピの軽妙な掛け合い。ノリノリのBGMにフェチの凝縮されたカメラワーク。随所に溢れる過去作品へのオマージュ。
もうこれだけで多幸感に溢れていて、なんとゴージャスな映画なんだろうと感心してしまうほどでした。
特に注目して欲しいのがタランティーノならではの"フード描写"。
マカロニサラダ、カクテル、タバコにドラック、果てはドックフードに至るまで、どれもたまらなく魅力的に映るんですよね。ストーリーに直接関係ないこれらの描写は一度見たら脳裏にこびりつくかと思います。
現実には避けられなかった悲劇的な事件。それまでのアメリカの"空気"を一変させてしまったあの事件へのカウンターであり、タランティーノのこれまでの全ての仕事の総決算でもあるという。非常に高度にバランスのとれた映画でした。
ある意味、タランティーノによるニューシネマパラダイスと言っても過言ではないと思います。
だから映画的快楽に溢れていながらも、どこか懐かしく、後味が苦い。そんな深みのある作品に仕上がっています。
活気溢れる当時のハリウッドを、映画というマジックで永遠の物にしようとしたタランティーノ。
その思いを考えると、クライマックスのシーンには涙を禁じ得ませんでした。
今観れる最高のタランティーノ映画
過去の作品を、今発見して鑑賞して感動するのも良い体験だけれど、今この映画を良いと感じられるタイミングで劇場で観られたとゆう映画体験に幸せでいっぱいでした。
69年のハリウッドのうねるように渦巻くパワーを感じつつ、不穏な事件に突き進んでいく物語の中をふわふわと散歩してるような感覚。
終始じれったく感じる物語の進行はクライマックスとの美しい対比を持っているし、古い映画のなんかかっこいいけどやたら、テンポが悪い感じ、だからなんなんだよっ!っとつっこみたくなるあの雰囲気の再現なのかなとも解釈できた
。
それを映画としてクオリティをグッとあげてくれるディカプリオとブラピの演技の素晴らしさたるや。ただ全てがかっこよくタフで不遜で曰く付きのかっこよさをもつブラピと、繊細すぎるリックの見栄と不安の間でぐらつく姿をコミカルに愛らしさすら感じる演技を見せるディカプリオ。まず冒頭のカウンターで飲み物を飲む飲み方から、もう笑っちゃうし、あえてクサイオーバーめな演技をするディカプリオもレアで面白い、賞金稼ぎの掟のいちいちキメ顔するとこも良い。ずっとツボに入っててお腹が痛かった…人生最高の演技をみせるときの本気のディカプリオ演技なんて、それまでのグダグダなんだったんだよってなる迫力さ。ほんとに最高だった!リックのキャラは面白さは、スターダムに登りつめられなかったけどかつて実際にハリウッドで輝いていてなおかつ映画のフィルムの中で生き続けている俳優達の悲哀と情熱の塊でタランティーノの映画俳優への愛が詰まったキャラクターなんだろうなと思って愛おしいさと笑いがこみ上げるなんとも魅力的な存在だ。
そして、ただただ可憐にかわいく優しく描かれてたシャロンテート。タランティーノの映画らしくないまっとうに可愛く未来にキラキラした描かれ方にこそ、この映画の本当の意味があるんだろう。この映画の中が真実だったら良いのにと願ってしまう。
そして、待望のクライマックス。
まず、クリフが家に帰ってきてくれたことで生まれる「おーよしよし、これで大丈夫だ。」みたいな安心感。
そして、リック亭に普通に突入してくるマンソンファミリー。「こっちに普通に入ってきたー笑」ってゆう心の声とともに、期待どおりのバイオレンスを発揮してくれるこの展開はやっぱりタランティーノ映画!!!!
そして、デスプルーフのときとかも思ったけど80年代とか60年代とかその時代の映画背景を踏んで撮られたタランティーノ作品はものすごいクオリティでその時代の空気感を体験させてくれて、その時代に生きていなくともなんだかノスタルジーに浸れる作りで、そして後半または、クライマックスシーンですごく現代の感覚に引き戻される。そこが面白くってすごくエンターテイメントに感じる。最高でした!!!
あ〜あ、やっぱりタランティーノ
もう、何がオチなのかわからなくなるけど、随所にタランティーノが散りばめられている映画。
18分くらいで、「あっ!やば」と気づくわけです。
残りの時間をいかに楽しむか。
タランティーノが仕掛けたトラップに、まんまとひっかかった上に、今回はデカプリオとブラピときてるものだから、なおさら引き返せないわけで。
そうこうしているうちに、何か引き込まれて行くんだな。
あ〜あ、なんだろう。この監督のやりたい放題に巻き込まれる感じ。
でも、やっぱり存在大きいな。
もう、後戻りできない感じ。
タランティーノ文学
うん、タランティーノだな、と。いまかかってるどの映画より魅力的で面白いと思うのだけど、個人的にそれほど興奮しないのは、どうしても不器用な映画に見えてしまう。ディテールの面白さはあるけど、縦にぐいぐい押していかない、という。しかしいまやその不器用さも武器みたいな感じなのでもう何も思わずタランティーノだな、と。
しかしタランティーノでなくてはなし得ない豪華さ。この小さな話にふんだんに予算をかけて、と、そのカリスマ性には脱帽する。年取ったイケメン俳優のダサかっこよさ、まさかのどんでん返しというかちゃぶ台返しというか、あろうことかのファンタジー。逆にシャロンテートやると聞いてこれを見せられると、やはり語り口の巧さ、というか、文学的だな、と思ったりする。
ブラピのワイルドさ、レオの癖あるの演技が満載
シンプルに映画に関わる人間の裏側をドキュメンタリーとも違った視点で描いていて、少しだけ、カメラを止めるな!の雰囲気もあり楽しめた。役者は主役でなくても自分のシーンをどう観られているのかやっぱり気になるんだなぁ、と感じた。
特にシャロン・テートが映画館でお客さんの反応を観ているシーンやリックが子役に褒められて感極まっているシーンで。
他に印象的だったシーンだと、ラストの夜襲をかけられた際の殺伐としたシーンはタランティーノらしいなと感じたし、やっぱりアクションが好きなんだなと改めて感じた。
昔の映画を知るいい機会になった。
良くも悪くもタランティーノ!
ハリウッドで生きる二人の男の物語。映画マニアのタランティーノだけあって、フィルムやその時代の映画愛が十二分に詰め込まれている映画。街の雰囲気や人の再現度はやはりクオリティが高い。
その中でも話の核となる、チャーリー・マンソンたちカルト狂団とシャロン・テート殺害事件が一本筋が通っている。
これは実話であり、いくつも映画になっている有名な話。それをすべて実名で絡めてきているのは、責めているなと感心した。また、巨大な映画産業であるハリウッドの中で生きるとはどういう事か垣間見えるのも面白かった。
ラストをドキドキしながら楽しむには、シャロン・テート事件を知った上で観た方が緊張感が倍増すると思う。
最後に、タランティーノ作品ではお馴染みだが、映画愛が強すぎる為に、物語のテンポはかなりゆっくりしているので、飽きてきたら、映画の中の小ネタを探して楽しむのも一つの楽しみ方。
どうしてこんなに面白いんだろう?
タランティーノxディカプリオxブラッド・ピット!個人的には今年最大のビッグイベント。気合いを入れてIMAXで観賞した。
主役から遠ざかり悪役しか回ってこなくなった落ち目の俳優リック・ダルトンを演じたディカプリオ。自虐的な佇まいが可笑しくて自己中だが憎めない。
そしてリックの付き人兼スタントマンのクリス・ブースを演じたブラッド・ピット。やたらカッコよくて強い。ブルース・リーとのタイマンが見もの。
とにかく1969年のハリウッドの空気が濃厚。当時の映画界、音楽界のスターたち(そっくりさんやなりきりさんたち)が次々と登場するので楽しくて仕方がない。随所にこぼれ落ちた映画愛も愛おしい。
音楽はディープ・パープル、ポール・リヴィア&ザ・レイダーズ、ジュディ・コリンズと続き、もうイントロ当て状態。テンションが上がります。
クライマックスはリックの家の隣に越してきたロマン・ポランスキーの妻シャロン・テートの事件になるかと思いきや、そこはひねりを効かせた展開に…
いわゆる「あるある」の楽しさが満載。今年のベストの一本であり、何より愛すべき作品だ。
ハリウッド自体が主役だ。
いやー、いいハリウッドだった。
実際に見た事はないけど、69年ハリウッドをそのまま切り取ったとしか思えない車やモノやロケーション。
役者の顔も脇役に至るまで50年前(半世紀前!)の人に見えるんだからすごいクオリティだ。それだけでも観た甲斐があった。
シャロンテート事件の顛末も突然別次元のリアリティの話が始まったような印象だったが、最後の最後にメインタイトルが出て「むかしむかし、、、ハリウッドで」と言われると、「あぁ、これはおとぎ話だったのか」となんか腑に落ちてしまった。
あのままシャロンテートが惨殺された上で、主役二人の物語をエンタメとして完結させるアクロバティックな展開を期待していたが、あの時代のハリウッドの一番の闇に光を当たって、なんだか清々しく感じた。なんかズルい終わり方(2回目)だとは思うけどね。
ディカプリオよもう泣くな!
10本撮ったらもう映画をヤメると宣言なさっているタランティーノ巨匠の9作目である。公開までまあ楽しみでしょうがなかった。ブラピが落ちぶれ行く俳優・ディカプリオの付き人で1969年のハリウッドが舞台。そして重要な女優役を大好きなマーゴット・ロビーが演じるのだ。2時間41分というこれほど意味なく長尺な映画を許されるのは巨匠ならではであろう。普通なら1分でまとめるべきシーンを巨匠は5分かけてノーカットで見せるのだが、これぞタランティーノで私とすれば映画の枠をもう逸脱してず〜っと見ていたいのだ。特に無駄な長尺で秀逸なのが8歳の子役の少女と二日酔いで現場に臨んだディカプリオが休憩時間にお互い読んでいる本について会話を交わすシーン。私は女優ではない「役者」だと少女は言う。その真摯な態度をくたびれたアル中俳優はそのままに尊重して受け入れるのだ。そして「グリーン・ホーネット」のカトー役で登場するブルースリーとブラピが決闘するシーンは文句なく楽しいし、歴史を覆すと宣伝されているラスト13分はタランティーノの変態ぶりがお待たせしましたとばかりに炸裂してたまらない。
雰囲気映画のようでいて、雰囲気を描くだけにしてはなぜ史実まで持ち込...
雰囲気映画のようでいて、雰囲気を描くだけにしてはなぜ史実まで持ち込むかという気もするが、その史実的なものを知らないでみても、それはそれでいいのではないか。ブラピがかっこよすぎて、それでいい。
ストーリーはまったく入れて行かなかった。むしろ排除した方が映画を楽しめるので。なるほど。クエンティン・タランティーノがやりたかったのはこれか?映画のジャンルとしてはサスペンスだろうか。
Movix堺で映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
(Once Upon a Time in Hollywood)を見た。
ストーリーはまったく入れて行かなかった。
むしろ排除した方が映画を楽しめるので。
キャストだけ予備知識として頭には入れていた。
レオナルド・ディカプリオはいつものレオナルド・ディカプリオだと思えた。
アル・パチーノはやはり存在感が違う。
ダコタ・ファニングとマーゴット・ロビーは本人だとわかりづらかった。
いちばん味のある演技だと思えたのはブラッド・ピットだった。
やっぱりかっこいい。
冒頭からレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの関係性を描く描写が続く。
それからお隣さんであるマーゴット・ロビーに関する描写となる。
次に来るのはテレビスターであるレオナルド・ディカプリオがムービースターとして転身していく描写である。
上映時間が161分もあって、ストーリーとは直接関係ないブルース・リーや子役に関するエピソードもきっちり描かれていく。
中盤を過ぎて、これからこの話がどう転んでいくのかと考えていたらクライマックスに向けて大きくストーリーが動きはじめる。
なるほど。クエンティン・タランティーノがやりたかったのはこれか?
いわゆるシャロン・テート事件がモチーフだった。
映画のジャンルとしてはサスペンスだろうか。
グロすぎるあんな描写やこんな描写には賛否があるだろう。
お子様は見ない方がいいかもしれない。
夢に見る可能性がある。
とても長い映画だがまったくその長さは感じさせないのはさすがだと思った。
クエンティン・タランティーノ監督に拍手。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
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