「見てない人はシャロンテート事件予習必須! 予習してるかしてないかで、全くの別物」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 赤い彗星さんの映画レビュー(感想・評価)
見てない人はシャロンテート事件予習必須! 予習してるかしてないかで、全くの別物
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ラスト!
そう来たかとしか言いようがない。
これはシャロンテート事件を題材にした映画だということで、呑気に進みつつもラストには必ず「死ぬ」という前提があるので終わりが近づくにつれて緊張が増して行く。
にも関わらずなんと「死なない」というまさかのオチ。そんなのあるんかーいと終わったあとポカーンとさせられ、ジワジワとそれが受け入れられたときタランティーノの溢れんばかりのセンスを感じ、この映画についていっぱい語りたくなってくる。
とてつもなく長い前ふりと、登場人物たちが徐々につながっていく様、お得意の長い無駄話、ブラピとディカプリオのニヤニヤしたくなるような関係、落ち目のディカプリオが開眼したときの演技力、ぶっとんでいるのに冷静で強いブラピ、とにかくこんなに豪華なネタがつまった映画はなかなか見ることはできない。
そして最後は全てがつながり安堵で泣きそうになるというこれまでのタランティーノ映画にはない要素まで堪能できる。
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