「TVドラマは「アイ・ラブ・ルーシー」以外はみんな殺人を扱ってる!?」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
TVドラマは「アイ・ラブ・ルーシー」以外はみんな殺人を扱ってる!?
『キル・ビル』の長尺エンドロールで腰を痛めた経験のある者からすれば、極端にエンドロールが短い!いつものタランティーノらしくないといえばらしくない。逆にそれほどまでハリウッド映画を愛していていたんだと伝わってくる内容だ。
扱っている事件が“チャールズ・マンソン事件”なだけに血生臭いものを想像していたのに、肩透かしを食らった観客も多いのだろう。終盤にそのクライマックスを持って行って阿鼻叫喚の地獄絵図をも覚悟していたのに、意外にも・・・といった感じです。
軽くでもいいし、wikiでシャロン・テートやチャールズ・マンソンのことを調べてから鑑賞すると、映画愛でほっこりして帰宅できること間違いなし。もし暇があればシャロン・テートの作品を観ておくと、彼女の美しさにうっとりできるのです。といいつつ『吸血鬼』(1967)しか観たことないかも。
西部劇への愛もマカロニ・ウェスタンの愛もたっぷりだったし、ブルース・リーの扱いもちょっとではあるけど面白かった。エンドロールの最後にはTV版のバットマンのナレーションが流れるので、ここでもブルース・リー演ずるケイトーと関連付けてたんですねぇ。
もう一つ面白いのが女優達の足(の裏)。シャロン役マーゴット・ロビーは映画館で前の背もたれにドーンと素足を乗っけるし、腋毛も魅力だったプッシーキャット役のマーガレット・クアリーも車のダッシュボードに素足を投げ出しフロントガラスには足の裏が映る(けっこう汚い)。さらにダコタ・ファニングに至っては投げ出すどころか足の指で方向を指すという、親が見たら怒り出すような仕草をこなすのだ。ちなみに子役のトルーディ役のジュリア・バターズもブーツを履いていたが足を投げ出していた。ディカプリオだってプールで・・・(もういいか)
一貫したストーリーよりも小ネタを満載して宝箱に入れたかのような映画でもありました。好きなシーンはパンクさせられた相手にブラピが取った行動とか、『大脱走』のオーディション映像が細切れで挿入されてたシーン。誰でもマックイーンになれた可能性があるんですね!
タランティーノの性癖は健在でしたね、特に今回は足裏。あとイビキと腋毛、大分こじらせてますよね。世界中で公開される映画でここまで描写できるのだからある意味正直者ですね、タランティーノは(笑)そして最後は暴力。一般社会でやってはいけないことを全部盛り込んでしまうのもある種彼の魅力かもしれませんね。
足のっけもそうですが、足をよく組み替える人が後ろだとビビり芸人なのでよくビビってます😭😭あとT〇HO新宿(隠せてない)はMX4Dの振動が伝わってくるシアターがあるんですよね...
kossyさんへ
メジャーな映画はパンフ買わない事にしてるんですが、俺も買おうかなw マーゴットのパンツ丸見えシーンに時代を感じました。パンティじゃなくてパンツw あ、パンフの話だっけ、パンツじなくって?