「タランティーノの新境地。」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド HIROKICHIさんの映画レビュー(感想・評価)
タランティーノの新境地。
落ち目のおんさんスターが黄金期のハリウッドにしがみつく…
これがデカプリオとブラピだからこそ面白く、役者を演じる役者、映画の中の映画、実話と脚本…
現実と虚構の境界線が曖昧になり、トリップ!
タランティーノ作品はほぼ観ていますが、いつものドンパチで漫画なタランティーノ作品とは一味違い、知的なポール・トーマス・アンダーソン作品かの様に、60年代のアメリカを スタイリッシュでオシャレな群集劇として描いており、一時も目が離せませんでした。
タランティーノにとっても新境地だか、役者デカプリオとブラピにとっても、渋味を増したオヤジ俳優としての再スタートとなると言っても過言では無い。
当然、映画オタクのタランティーノなので見れば見るほど旨味の出る、脚本・キャスト・映像・音楽、全てにおいて言う事の無いバランスの良い面白さ!
「シャロン・テート事件」を知らないとまるで面白くないので、軽くググってから観ようね。
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