「ああ、失望!」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 洋顕さんの映画レビュー(感想・評価)
ああ、失望!
全体の5分の4ほどは多様な人間が入り乱れて、何が何だかさっぱり判りませんでした。果たしてアル・パチーノが出演する必要があったのかどうか、大きな疑問であります。終盤のシャロン・テート惨殺事件を事実とは異なる描写をして、お茶を濁しているところに現在のこの監督の置かれている苦境が読み取れます。才能の枯渇でしょうか。まぁ、そうは云っても相変わらず暴力描写は気分が悪くなるほどでした。私はこの監督の映画を全て観ていますが、最低の出来であることは間違いないでしょう。あの「ジャッキー・ブラウン」よりも出来は悪いです。それは確実に云えます。
大きな不満を抱えて劇場を後にしました。
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