「良くも悪くもタランティーノ!」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド Film_Montageさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くもタランティーノ!
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ハリウッドで生きる二人の男の物語。映画マニアのタランティーノだけあって、フィルムやその時代の映画愛が十二分に詰め込まれている映画。街の雰囲気や人の再現度はやはりクオリティが高い。
その中でも話の核となる、チャーリー・マンソンたちカルト狂団とシャロン・テート殺害事件が一本筋が通っている。
これは実話であり、いくつも映画になっている有名な話。それをすべて実名で絡めてきているのは、責めているなと感心した。また、巨大な映画産業であるハリウッドの中で生きるとはどういう事か垣間見えるのも面白かった。
ラストをドキドキしながら楽しむには、シャロン・テート事件を知った上で観た方が緊張感が倍増すると思う。
最後に、タランティーノ作品ではお馴染みだが、映画愛が強すぎる為に、物語のテンポはかなりゆっくりしているので、飽きてきたら、映画の中の小ネタを探して楽しむのも一つの楽しみ方。
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