「ハリウッド自体が主役だ。」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド k_keitaroさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッド自体が主役だ。
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いやー、いいハリウッドだった。
実際に見た事はないけど、69年ハリウッドをそのまま切り取ったとしか思えない車やモノやロケーション。
役者の顔も脇役に至るまで50年前(半世紀前!)の人に見えるんだからすごいクオリティだ。それだけでも観た甲斐があった。
シャロンテート事件の顛末も突然別次元のリアリティの話が始まったような印象だったが、最後の最後にメインタイトルが出て「むかしむかし、、、ハリウッドで」と言われると、「あぁ、これはおとぎ話だったのか」となんか腑に落ちてしまった。
あのままシャロンテートが惨殺された上で、主役二人の物語をエンタメとして完結させるアクロバティックな展開を期待していたが、あの時代のハリウッドの一番の闇に光を当たって、なんだか清々しく感じた。なんかズルい終わり方(2回目)だとは思うけどね。
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