「ストーリーはまったく入れて行かなかった。むしろ排除した方が映画を楽しめるので。なるほど。クエンティン・タランティーノがやりたかったのはこれか?映画のジャンルとしてはサスペンスだろうか。」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーはまったく入れて行かなかった。むしろ排除した方が映画を楽しめるので。なるほど。クエンティン・タランティーノがやりたかったのはこれか?映画のジャンルとしてはサスペンスだろうか。
Movix堺で映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
(Once Upon a Time in Hollywood)を見た。
ストーリーはまったく入れて行かなかった。
むしろ排除した方が映画を楽しめるので。
キャストだけ予備知識として頭には入れていた。
レオナルド・ディカプリオはいつものレオナルド・ディカプリオだと思えた。
アル・パチーノはやはり存在感が違う。
ダコタ・ファニングとマーゴット・ロビーは本人だとわかりづらかった。
いちばん味のある演技だと思えたのはブラッド・ピットだった。
やっぱりかっこいい。
冒頭からレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの関係性を描く描写が続く。
それからお隣さんであるマーゴット・ロビーに関する描写となる。
次に来るのはテレビスターであるレオナルド・ディカプリオがムービースターとして転身していく描写である。
上映時間が161分もあって、ストーリーとは直接関係ないブルース・リーや子役に関するエピソードもきっちり描かれていく。
中盤を過ぎて、これからこの話がどう転んでいくのかと考えていたらクライマックスに向けて大きくストーリーが動きはじめる。
なるほど。クエンティン・タランティーノがやりたかったのはこれか?
いわゆるシャロン・テート事件がモチーフだった。
映画のジャンルとしてはサスペンスだろうか。
グロすぎるあんな描写やこんな描写には賛否があるだろう。
お子様は見ない方がいいかもしれない。
夢に見る可能性がある。
とても長い映画だがまったくその長さは感じさせないのはさすがだと思った。
クエンティン・タランティーノ監督に拍手。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。