「親しみのレオ様、憧れのブラピ」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド erimakiさんの映画レビュー(感想・評価)
親しみのレオ様、憧れのブラピ
ネタバレはなし。
子供の頃から20年以上に渡って、このスター二人の映画を観て親しんできた世代としては、同じスクリーンに写っているだけでテンションはマックス。しかし内容も期待を裏切らない良い作品だった。キャラクターを個性的にみせるのに十分すぎる程時間を割き、そしてそれがのめり込む最大の要因となっていた。
■「親しみ」のリック(レオ様)
リックは自己評価が高くて落ち目の自分が許せない、時々ヒステリックになる様が不器用で愛らしい。輝く未来を見出せず、常に不安に陥っている様がこの世知がない現代日本においても共感でき、親しみやすい存在となっている。
■「憧れ」のクリス(ブラピ)
一方クリスは落ち着き払ったナイスガイ、人生流れるがまま、まあ成るように成る、死ぬこと以外~傷、といった体で内外伴ったイケメン。このどっしり感がリックの親しみやすさとは反対に、自分もこうありたいと思えるような憧れの存在として描かれている。二人の対比が良く映える。
■お茶目美女シャロン(マーゴット・ロビー)
実在した人物、シャロン・テートをマーゴット・ロビーが、そのクールビューティーな外見とは裏腹にお茶目で愛らしさいっぱいに演じているのがまたいい。自分の出演映画を観る観客の反応を楽しむ姿とか個人的には劇中で一番可愛いと思ったシーン。
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