「陽が沈む瞬間の緑色」プラネティスト kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
陽が沈む瞬間の緑色
これはドキュメンタリーなのか?ちょっとよくわからなかったけど、観光映画+音楽映画って感じで受け止めた。最初に登場するミュージシャンはGOMA。ディジュリドゥという珍しい楽器を巧みに使いこなして人々を魅了するのですが、ビヨンビヨンと鳴る不思議な音色はモンゴルの音楽をさらに強力にした感じ。そんなGOMAさんも記憶を失くす病気にかかり、苦労しているということを知り、それでも精力的に活動する姿に見惚れてしまった。
窪塚洋介親子や渋川清彦も小笠原を訪れ、海中でイルカと戯れている様子がとても綺麗に映し出されていた。渋川さんの肩にTATTOOがあったのもビックリです。
ギタリストのヤマジカズヒデの演奏も良かったのですが、圧巻だったのは海岸でドラムを叩き続ける中村達也のパフォーマンス!沈みゆく夕陽を見ながらの激しいドラムパフォーマンスはこの世のものとは思えないくらい感動的でした。そんな作品を包み込むかのような小泉今日子のナレーションも良かったです。
宮川さんの父親は硫黄島で生まれたという話。太平洋戦争末期での日米の対戦もさることながら、戦争に翻弄された苦労話も心に響く。そうした小笠原諸島の紹介と島巡りツアーによって一度は行ってみたい島となりました。イルカと一緒に泳ぎたい。
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