さよならくちびるのレビュー・感想・評価
全160件中、101~120件目を表示
ガリです!レオです!ガリレオです!
どうしても漫才師の自己紹介のような挨拶にウケを狙ってるとしか思えなかったのですが、歌はさすがに良かった。音楽映画の胆とも言える歌とギターをかなり練習した成果も見られるし、等身大の女性を見事に演じ切っていた小松菜奈と門脇麦。最初から解散ツアーで全国縦断という説明がなされるので、物語は彼女たちのステージを楽しむとともに解散理由を知りたい一心でハルレオの姿を注視する仕組みだ。
そもそも男女混成のバンドというのは恋愛関係など男女問題で崩壊しやすい。女性二人ならまだしも、サポート兼ローディとして成田凌演ずるシマが加入した段階で解散に向かってたようなものだと思う。ユニット内恋愛禁止などと決めたところで、そんなものは守られるわけがないのだ(経験上)。ただし、音楽の方向性が一緒であれば、そのまま突き進む可能性もあるんだろうな。
「さよならくちびる」の歌詞がまた、居場所のない二人の孤独感を言い表していてよかった。2秒後には最後だとわかっていても無理して微笑んだり、痛みが愛だとわかったり、あふれそうな言葉をタバコに火をつけてふさいだりと・・・歌詞がすべてではないけど、ギターと歌をともに練習してきた小さな歴史が彼女たちを包み込む。
途中、MUSIC GO GOの無神経なインタビュアーがレオを無視してハルの才能ばかりを褒めたたえるシーンがグサッときた。音楽始めたばかりのレオにも曲を作ってほしいと応援したくなるではありませんか。ライブで客席のみんなが一緒に歌ったり、入場できなかった子たちの映像も良かった。客の9割以上が女性だという点も、同年代の心をわしづかみにしてたんだろうな~としみじみ感じました。
ラストの続きは観客に委ねられるストーリーだったけど、誰も否定的な未来は感じないよね、きっと。私は私に別れを告げただけなんだから・・・
「ハリです マオです ハリマオです」とどっちが良かったかな。
誰にだって訳がある
ストーリー自体はありふれたものだったし、ところどころ時系列わかりづらいとか、解散に至るまでの心情の経過が細かく描かれていない、とか、気になるところは数カ所あったけれど、とにかく3人の演技力と歌によって素敵な作品になっていました。
ハル、レオ、シマのただの三角関係とかではない、複雑な関係性が丁寧に描かれ、演じられていて3人の虜になりました。解散が決まったツアー中の、お互いの無口が実は息ぴったりなのがすごく素敵で、理由は細かく描かれることはなかったけれど、たくさん推察できるように、それが不本意だということも含め、会話がなくても飽きずに注目できた。
また、シマがずっとかっこよくて。ハルレオと違ってまっすぐにみんなに愛を伝えていて、かっこよかった。
終わり方もとっても好き。
誰にだって訳がある
ストーリー自体はありふれたものだったし、ところどころ時系列わかりづらいとか、解散に至るまでの心情の経過が細かく描かれていない、とか、気になるところは数カ所あったけれど、とにかく3人の演技力と歌によって素敵な作品になっていました。
ハル、レオ、シマのただの三角関係とかではない、複雑な関係性が丁寧に描かれ、演じられていて3人の虜になりました。解散が決まったツアー中の、お互いの無口が実は息ぴったりなのがすごく素敵で、理由は細かく描かれることはなかったけれど、たくさん推察できるように、それが不本意だということも含め、会話がなくても飽きずに注目できた。
また、シマがずっとかっこよくて。ハルレオと違ってまっすぐにみんなに愛を伝えていて、かっこよかった。
終わり方もとっても好き。
絶妙
まず曲がいい。
劇中に出てくる三曲。あいみょんと秦基博の作詞作曲が流石にうまかった。
また、ハルレオの歌唱力も高く、ライブシーンでもインディーズとメジャーの間をうろうろしているアーティストのライブのリアリティがとても出ていた。
そして、成田凌、小松菜奈、門脇麦の3人の関係性というものが絶妙的で、近すぎず遠すぎず、仕事仲間なようで単にそれだけではなく、という微妙な距離感がよく表現されていた。
見ている時に3人の背景がはっきりと語られていないことに不満を少し覚えていたが、これもある意味お互いの全てを知っているわけではないという3人の関係性を表現する一つの手段だったんだろうか。
また、かなりの人が指摘している喫煙シーンについてだが、タバコの扱いがとても上手く、「タバコを吸う」という文字で表せば6文字の行為にも色々な感情があることが表現されていた。
例えば、ハルが自分にイライラしながらタバコを吸う時、ハルが他人にイライラしながら吸う時ハルが何の気なしに吸う時。
それぞれ門脇麦がタバコの出し方や火の付け方などで細かく表現していたのが印象深い。
さよならくちびる
正直言うと、
あまり期待してなかったですが、
最高の作品でした。
楽曲を創るアーティストの繊細さと
愛情、友情、切なくてhappyになれる
作品です。
年齢によって受ける印象が
変わるんだろうけど、
皆さんにお勧めです。
心が締め付けられる。そして歌が良い。
成田凌さんの苦しかったっというシーン。
表情と声に胸が締め付けられました。
門脇麦さんと小松菜奈さんの
互いに魅せる表現がとても素敵で
さよならくちびるを歌い始める瞬間がとても好きです。
秦さんの歌詞の破壊力が大きいですね✌️
なかなか良かった。
面白い映画だと思います。なんか落ち着いて見れる映画だった。最近の映画は派手だけどこの映画は地味だけど、いい映画でした。水曜日の朝イチだったせいかお客さんが自分含めて四名だった。悪い映画ではないと思いますが。
中途半端
日本映画は時々エンタメ性を度外視して自己中な芸術を主張するやってもた映画を作ることがたまにあるが、この映画も前半はなんとも退屈な映画であった、これで音楽がなければ全く救いのない映画になっていたが音楽映画としてももう一つで中途半端であった。ところで門脇麦はどうして性的倒錯者の役がこうも多いのかな、小松菜奈もこの映画では魅力が感じられなかった、宣伝の割にはもう一つだったかな。
輪舞(ロンド)
先日観た「愛がなんだ」に続き、これも想いが双方向にならず一方通行のまま円環をなす、想いの輪舞(ロンド)の物語だった。
ストーリーも描写もミニマルで、映画と(秦基博とあいみょんという旬な人達が参加した)楽曲の力を信じた演出も高感度高い。時系列を往き来する脚本も、混乱させず上手く活かして徐々に事実を明らかにしていたかと。
小松菜奈の新たな魅力を引き出したプロモーション・ムービーとなっているが、門脇麦(今までいまひとつ魅力が分からなかったのだが)の歌声が素晴らしかった。
作りたてのカレーの様な若々しさも魅力♪
好きな女優が門脇麦さんと小松菜奈さんで、成田凌さんが出演した「愛がなんだ」が結構好きで、気になるアーティストがあいみょんなら、そりゃ観に行くでしよ!と言う訳で鑑賞しましたw
で、感想は言うと、面白いし、グッと来る物もあるのに、なんとな~くむず痒い様な違和感があったりなかったりw
まとまってる様でまとまってなくても、作りたてのカレーみたいにこれから熟成していく様な味わいな感じも味であったりするんですよね。
それでも好きな作風で胸にじわりじわりと来る作品です。
いきなり冒頭から、アパートの前にいるシオに向かって荷物を投げて、“なに?いきなり別れる。出ていけ~!か?”と思わして、実は全国ライブの旅の始まり。初っ端からギスギスした感じがプンプンw。
同乗者としても相乗りしたくない感じからロードムービーの始まりですが、嵐の予感がてんこ盛り。
とにかく互いが素直になれない。
ハル、レオ、シオの3人の根底にあるのはコンプレックスや引け目。でもそれぞれが相手を思いやる気持ちがあっても、同情されたくない気持ちが強くて、それもあって素直になれない。
若いと言う括りだけでなく、七転八倒しながら、迷いながらも1歩づつ進んでいくのが、王道な青春映画ですよね。
変に取って付けた様な友情を入れなかったのも良い。 だからこそ、初めてシオの車でライブの旅に出る時の場面や写真がキラキラと眩しく映ります。
3人にいろんな部分で共感する所もあって、門脇麦さん演じるハルも小松菜奈さん演じるレオも魅力的。
特に今までの作品では門脇麦さんの方が肉感的な演技が多かったのに、この作品では小松菜奈さんの方が肉食系の直球ですw
門脇麦さんはどちらかと言うと、単館系の尖った作品の方が似合うと思うし、小松菜奈さんはメジャー系の作品で大成する女優さんだと思うので、この組み合わせの共演はちょっと相見えない関係に思えるからこそ、キャスティングだけで唸る物があります。
ただ、ちょっとどうかな?と思うのは、前半は客が一桁?と思えるくらいしかいないのに、解散がにわかに現実味を帯びたラストの函館のライブハウスは超満員。入れなくて、入口でたむろする人多数。
ちょっと極端でないかい?w
また、ラストの旅を終えた3人が解散からそれぞれの道を歩むと思いきや、さくっと戻ってきたハルレオは唐突過ぎ!
ここはもう少しそれぞれの葛藤や振り返ってからのダッシュで戻るシーンとか後悔からの泣き崩れシーンとかあっても良かったのではないかなと。
ベタであったとしてもそこまで描く方がまとまりがあるかと思うのですが、どうでしょうか?
あと、個人的には主題歌の「さよなら くちびる」が秦基博さんプロデュースで他の曲があいみょんの作詞作曲の為、微妙な違和感と言うか、ズレが感じるんですよね。
ハルが作詞作曲する曲や3人が持つ感情はあいみょんの世界観にマッチするのに、何故主題歌だけ秦基博さんにしたのかが謎と言うか解せん所。
大人の事情があったにしてもですが、ここは全面あいみょんの作詞作曲でまとめた方が良かったかなと思います。
淡々と終演向かうラストライブの旅にそれぞれが抱える葛藤と後悔に思いを馳せるけど、それを観る側の解釈に任せ過ぎな部分もあります。
全国公開系のメジャー作品をまといつつも作品のスピリットは単館系のインディーズな雰囲気。
もう少し尖っても、細かい描写を入れても、どちらに転んでも良かったかなと思ったりもします。
結構ハードル上げての鑑賞でしたのでツッコミをしましたが、門脇麦さんの出演作品は良い意味で後味が残るのが良いんですよね。
じわりじわりと余韻が来る作品なので、鑑賞の価値は十二分にあると思います♪
彼らををダメな大人と呼んでいいのか
致命的なまでにコミュニケーションが取れない人ばかり。社交性も皆無。はっきり言って、終わってると思う。周りの人たちがいつまでも自分のわがままに付き合ってくれると思うのは大きな勘違いだ。
しかし、自分がどうなりたいかを自分で選んで、望み通りになるのはそんなに簡単ではない。こういう人たちが健全に暮らしていける環境、そしてそれを理解することがとても大事だと思う。
ごく些細なすれ違いをずっと引きずって、最後にさっと仲直りっていうのが、ちょっと拍子抜けした。
新谷ゆづみさんのファンなので鑑賞しました。
ハルレオのPVと考えたら完璧
インディーズ人気フォークバンド「ハルレオ」(という設定)の、解散ラストツアーの道中を描く、青春ロードムービー。
門脇麦が目的で、観に行きました。
「黄泉がえり」「どろろ」の塩田明彦監督らしく、車の運転中の喋らない表情や、駐車の丁寧さや荒さなど、やたらと間を持たせて喋らせない演出。
その辺で、前半は重たく眠い。
秦基博さんと、あいみょんの二人が作った曲が、同一バンドの曲なのに、自己肯定ソングと、自己啓発ソングの似て非なる感じで、途中まで若干の無理を感じつつも。
ところがこの違いが、後半生きてくる。
これまで耐えて、表現として積み重ねてきた感情が、音楽と相まって、後半に観るものを引き込んでいきます。
門脇麦と小松菜奈の二人が可愛くて、かつ歌声がよかったので、全てオッケーでした。
マジで、主題歌の音源、ゲットしようっと。
うん、あの主題歌のPVと考えたら完璧なフィルムですわ。
豪華なPVと考えれば、とてつもなく贅沢。
本作は、アコースティックギターを抱えた、インディーズシーンでは人気の女性デュオ、"ハルレオ"の解散ライブハウスツアーを描いたロードムービーである。
とはいっても、"ハルレオ"は劇中の架空デュオで、女優の小松菜奈(レオ)と門脇麦(ハル) の2人がアーティストとして実際に演奏し、歌う。
周りを飲み込む独特の存在感を放出する門脇麦は、こういう主役が似合う。歌手役は、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(2017)のセリ役で主題曲「REBORN」をライブシーンで歌い上げている。ミュージカル舞台「私は真悟」でW主演の高畑充希とともに公演実績があり、歌唱にはなんの不安もない。
一方の小松菜奈の歌声は、初出しに近い。TV-CM"乳酸菌ショコラ"(ロッテ)で、共演の吉田羊とリズムフレーズを口ずさんでいたというのがあるが、どれほど歌えるかは未知数。
そんな2人が作り出す、"ハルレオ"はよくできている。こんなインディーズデュオ本当にいそう。そこにローディー兼マネージャーの青年シマ(成田凌)も絡んで、3人の一方通行な三角関係が影響している。"男→女→女→男"というループだ。
冒頭から移動用のバンに乗り込んだ、空中分解寸前のチームが、"これで最後"の解散ツアーに出発する。
塩田明彦監督が原案・脚本も担当した完全オリジナルであるが、劇中歌もオリジナル。楽曲を、秦基博やあいみょんが書き下ろしているところが本作最大の魅力となる。
音楽映画にいちばん大切なのは、"楽曲"のクオリティだ。そういう意味で本作は、"脚本"と"演出"に寄り添うように"楽曲"がバランスした、センスのいい作品だ。
アコギ(アコースティック・ギター)ということで、タイトル曲でもある「さよならくちびる」は秦基博プロデュース。文句のつけようのないテッパンコラボなのだが、まずもってアコギの女優デュオが設定されているのは、"あいみょんの楽曲"ありきのような気もする。
仮に"あいみょん"が映画のオファーを断った場合、ライブシーンで"ハルレオ"が演奏する「たちまち嵐」や、「誰にだって訳がある」は、他の楽曲で替えが効かないほどハマっている。たった2曲、されど2曲。
青春音楽映画には佳作が多い。はかない夢や恋愛の一途さが、楽曲との相乗効果で感動を倍増させる。
本作は我々が、あいみょんという才能と同時代にいる幸福を享受できる作品ともいえる。
"楽曲"のクオリティがいちばん大事とはいったものの、本作は"楽曲"と2大女優のパフォーマンスに頼りすぎている。
シンプルなストーリーといえば聞こえがいいが、"インディーズあるある"みたいなエピソードは単純で、芸がない。楽曲に負けないストーリーかというと、登場人物の音楽に対する熱い想いはいまいち伝わらず、かといって同性愛に踏み込んでもいないし、恋愛の行方は何にも見えないまま終わる。というか始まってもいない。もっと何か新鮮な答えが欲しい。
ちなみにアコギということで、イメージがダブるのは、ジョン・カーニー監督の3部作である。
比較に出すには、完成度が違いすぎるのだが、「ONCE ダブリンの街角で」(2007)、「はじまりのうた BEGIN AGAIN」(2015)、「シング・ストリート 未来へのうた」(2016)といった青春音楽映画の空気感が好みならば、それなりに楽しめる。
楽曲のために作られた、豪華なPVと考えれば、とてつもなく贅沢。
(2019/6/1/TOHOシネマズ日比谷/ビスタ)
女性デュオと男性ローディ―が小ホールツアーで丁寧に自分たちの歌を観客に向け歌い続ける中、徐々にお互いの関係性を再構築していく素敵な物語
毀誉褒貶の果て、かつて夢見たメジャーデビューを諦め、最後のツアーに出る男女3人が様々な出来事を経験する中で徐々に自分たちの歌が多くの人に幸せを感じて貰える喜びを再び見出し、1歩前に踏み出すまでを描いたミュージックロードムービー。楽曲の良さもあり、女性デュオの演奏シーンは見応えがある。「音楽 旅 恋」が詰まった素敵な物語である。オリジナル脚本というところも私としては嬉しかった。
<他の方も書かれているが、喫煙シーンの多さが気になった。そろそろ苛立ちや不安を表すのに別な表現方法を求めたい。主演の3人が素晴らしい演者だけに尚更そう感じたのかも知れない>
門脇麦
青春物のライトなロードムービーだろうと軽い気持ちで見に行きましたが、話が進むにつれてどんどん引き込まれ、とても見ごたえのある良い作品でした。
主演の方々の台詞が少なく、少ない分を表情や仕草で補填する演技も好感が持てました。特に門脇麦さんの、ほとんど笑顔を見せない膨れっ面というか無表情ぶりはコケティッシュで天性の物ですね。
煙草吸い過ぎ、というコメントが幾つかありましたが、口数の少ない二人が、本当はもっと言いたいことがあるのに、口を閉ざすために煙草を咥えてしまう。
主題歌の歌詞「あふれそうな言葉を 慌てて たばこに火をつけ塞いだ」に繋がる演出として、これはこれでありかな、と感じました。
ラスト1分前まで☆5つ
良かった。それほど良かった。
せつない風が心の中を吹き抜け、涙が流れた。
ラスト1分前までは。
バイト先でハルが声をかけたレオは、美人なのに伏せ目がち。
ハルもレオも人には言えない心の葛藤を抱えている。
そんな二人は、音楽を通じて少しづつ心を寄せ合いながら、インディーズの世界でデュオとして知名度を上げていく。
その二人のツアーを支えるシマも過去のバンド活動の葛藤を引きずっていた。
ハル→レオ→シマ→ハルという二人の女性と一人の男性の想いの行方が儚く移ろい胸が締め付けられる。
三人それぞれの葛藤ゆえに、ギクシャクし始めるユニットの活動。まるで、見えないジグソーパズルがいつまでも完成しないようなもどかしさ。
しかし、それが青春であり人間なのかもしれない。
挿入歌の歌詞の「傷つくこと、それが愛とわかる」というフレーズがせつなく心に響く。
冒頭の解散ムードの訳が次第に明らかになっていく展開。
解散ツアーの最終日に向けて、その噂が広がり動員は増えて、大きな箱に変更されての最終日。
そこに至るまでに、本心を探り続ける三人の出した答えは…
ラスト1分で明らかになるその答えは、あまりにあっけなく、もう少しその直前の描写があればと残念だが、三人の繊細な演技が胸を打つ、優しい作品である。
主演2人が良すぎた
居場所を求め、不安と希望を抱き、徐々に壊れていく関係、3人でいるともやもやが募る一方、音楽で繋ぎとめられており、3人でないと意味のない関係。
そして言いたくても言えない、でも隠せれてない三角関係、このままの関係ではいられなく、そのための解散であり、今後どうするのかも決まってない3人の物語。
バカで何が悪い。
3人の空気感。
3人の関係の終わりへと向かう物語だが、最後の最後まで衝突を繰り返す。
分かってはいるのに敢えて衝突をする。
結末が決まっている状態で始まり、その理由を回想シーンで紐解いていく、そしてそれらを踏まえた上で結末を迎える。
徐々に明らかになる関係性、そして7都市を縦断する中で再確認する関係性。
切なく、苦しく、悲しいものの、夢もあり、結局人間1人じゃ生きられない。
主演2人が良すぎる。
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