「カレーと煙草とラストツアー」さよならくちびる 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
カレーと煙草とラストツアー
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ハルレオの曲と詞だけで、メジャーにいけそう。勿論、本当作ったのは、ハルではない。誰が作ったのか、知れば納得。正直、「さよならくちびる」をCDで発売すれば良いのにと思ったりもした。ハルとレオの声の波長がピッタンコ、東北巡業でクラブであれだけ満員にするはずなのにメジャーを志さない二人、舞台に立てば素晴らしいのに舞台を下りると性格が真逆というか「シマ」が入ると、良い関係が悪い方向にいってしまう。
それぞれに過去を持つ3人の珍道中が良かった。食べるものは、「カレーライス」ばかり出てくる。作品中に現在の3人の中に過去が混ざり合う。その作品の調和が非常に良い。
観賞中に「監督は、誰?」と思っていたが、エンドロールで「塩田明彦」出て、「そうだよ。」と後悔してしまった。あの映画「月光の囁き」だ。今はどうしたのか水橋研二(日テレ「ダンダリン 労働基準監督官」に出演)。あの病気じみたストーカー役が素晴らしかった「~の囁き」であることに気付きハッとした。塩田監督の作品を全て観せて頂いたわけでわないが、女と男が右往左往するが、最後、何だか落ち着いた所に着地する。「月光の囁き」は、特にそうだと思う。
シマ役においては、今どきのイケメン俳優成田さんを採用したのか、どしても理解できなかった。結末は、観る側の判断に委ねたのは良かった。きっと3人でどこかのクラブを探し探し旅をし続けているのであろう。
門脇の芝居は、個人的に映画「止められるか、俺たちを」 の
めぐみ役同様に満足がいくが、彼女は、桃井かおりまでとは言わないが、酒と煙草の場面が多い。それが良かったりもする。
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