「声が小さい!!」斬、 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
声が小さい!!
と主人公達にツッコミを入れたいこの映画。
冒頭から「刀効果音など後で追加したろ」とか丸解り。またまたツッコミも入れたくなる。
ストーリーは動乱続く江戸時代末期。農村で木刀にて剣術を鍛錬する若者が見知らぬ浪人と出会い、江戸に誘われ心に変化が表れる。
別作品「野火」同様この作品もツッコミを入れたくなるくらい監督色が強い。カメラブレブレが嫌。
「ある農村での、主人公の揺れ動く情緒を堪能出来るか?」と期待して観ていたのだが、内容薄い。
また野火同様、自ら置かれている状況下での人間性の変化を魅せたいらしいが、演出が騒いでいるだけ。
(この監督の作品はこういうマスターべーションパターンばかりなの?)
殺陣のシーンも残念、演出にこだわり過ぎて。
シリアス路線なら、ボロ棒vs真剣など長い時間観たくない訳であります。十数秒だろ普通。
シリアスの割には中身が無い脚本であって、予算が無いから仕方ないと思う人もいるかも知れないが、それで済ませて欲しくは無いな。
ただの演出ごまかし映画だと思いました。
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