souvenir the movie Mariya Takeuchi Theater Liveのレビュー・感想・評価
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竹内まりやの凄さを堪能した
映画館で上映されつつもこれは「映画」じゃないので、評価しようがないが...代わりに竹内まりや愛でも語ろうかと思う。
私は幼少期、主に13歳くらいまでを中島みゆきのセルフカバーと、Mi-Keのカバーしたグループサウンズと、そして竹内まりやで育ってきた、なかなか同年代では出会えない音楽嗜好の持ち主である。「Impressions」を(レコードであったなら)それこそ擦り切れるくらい聴いたし、歌った。当時の私は低音が出なかったので苦戦した。
竹内まりやの魅力は何だろうと思ったとき、その楽曲の分かりやすさと色褪せなさ、彼女自身の圧倒的な表現力がやはり挙げられると思う。私は「本気でオンリーユー」で英語を学んだ。いやこれ本当。歌詞の表現力も、曲の親しみやすさ(なのに強い個性がある)も、唯一無二。
そして山下達郎との関係性。竹内まりやが山下達郎を「達郎」と呼ぶときのあのさりげない親密感。大親友という表現。「Impressions」のライナーノーツは山下達郎が書いている。そこで垣間見た最高の関係性が20年以上経てもなお褪せないことへの憧れ。夫婦でハモれるの最高だね...「プラスティック・ラブ」とか最早最後達郎の独壇場だよね...。
嗚呼いつか生で観てみたい。ライブを。
ライヴコンサート映画のようで、実は夫婦愛の愛情物語の映画、そしてニューミュージックの終焉を記録した映画
自然と涙が流れてしまいました
ニューミュージックと言われた音楽の最良の部分を今に伝えてくれています
共に年を重ねていつしかこんなにも時間が経ってしまった感慨なのでしょうか?
それだけではないと思いました
まりあさんは当然常に画面の中央で歌ってます
その背後にそうそうたるバンドメンバーの演奏が映りこみます
時にミュージシャン達がそれぞれアップになります
もちろん山下達郎さんも映ります
というか、まりあさんの歌う背後にほとんど写っています
数メートル離れているのに、お二人の間には常に濃密なコミュニケーションと信頼があるのがひしひしと伝わります
これはライヴコンサート映画のようで、実は夫婦愛の愛情物語の映画だったのです
このような素晴らしい伴侶を得て、長くお互いを尊敬しあって高めあい、それでいながら子供を育て家庭を維持できる理想像がそこにあります
このお二人にはとても及ばないけれど、本作を観に映画館に足を運ばれた方は皆さんそれなりにこうなりたいと努力をされた方ばかりと思います
そう望んだにも関わらず、出来なかった方もおられたと思います
だからこそ、お二人のステージの姿が心に染みたのです
ライヴの映像ならDVDを発売すればいいのではと言う意見も有ろうかと思いますが、映画館でやること自体に意味があったのだと思います
このお二人のように昭和と平成を生きて年を重ねて来た男女が映画館に集まる
同じような年格好、中には若い人もいる
もちろん知らない顔ばかり
だけど皆さん仲間なんです
そこに意味があったんです
だから涙が自然と流れたのだと思いました
平成の最後に本作が公開されたのも何かの偶然ではないのかもしれません
スコセッシのライヴ映画の金字塔「ザ・バンド ラストワルツ」がヒッピー文化の終焉を活写していたように、本作も昭和、平成と続いてきたニューミュージックの終焉を記録していた意義の有るものとして評価される日が来るのかも知れません
もちろんお二人はまだまだ現役、これからも一層活躍なされて行くことに間違いありません
「プラスチックラブ」のラスト辺りの達郎さんのバックボーカルが圧巻です
続く「駅」で涙腺が崩壊しました
思い出の東横線渋谷駅はもうありません
地下の味気ないコンクリート吹きさらしのただの通過駅に成り果てました
時代は変わっていくのは仕方がないこと
しかし最良の時間と思い出を閉じ込めるのは映画の仕事なのです
同じ思いを持つ男女を集めるのは映画館の役割だったのです
2014年武道館ライブ『人生の扉』で
「満開の桜や 色づく山の紅葉を この先いったい何度 見ることになるだろう」
竹内まりやさんが この部分を歌っているときに、私の斜め前のおじさんが、突然くずおれるように泣き出したのです。
嗚咽って、こういうことだなというほどに。
お一人で来ているようでした。
ひょっとしたら奥さんがいて、この歌が好きだったのかな、思い出の曲だったのかなと、勝手に想像したら、もう胸が張り裂けそうになって。
ですからこの歌はとても思い出に残っています。
さて、生のコンサートではなく、DVDでもなく、映画館でライブの映像を見るなんて、果たして面白いのだろうかとためらっていたのですが。
結果として、見に行ってと〜ってもよかったです!
通路を挟んだ隣の女性客が、ノリノリになって鑑賞しているのを見て、「あ、今日はこんな感じで見ればいいんだ。」と思うと、とても寛いだ気分になって。
体を揺らし、時には小さく口ずさみながら。
とても楽しい安らぎの時間を過ごさせてもらいました。
帰りのエレベーターの中で「なんか、あっという間でしたね!」と、知らないお客さん同士が話しているのを横で聞いて、とても和やかな気持ちになりました。
観ることができてよかった
レアなライヴ映像、意外なほど強い歌声の説得力
竹内まりやはライヴを一度観てみたいアーティストの1人だ。
ところが彼女、滅多にライヴをしない。
何しろ結婚後は2000年、2010年、2014年しかしていない。本作は、2000年のツアーはライヴアルバム「Souvenir」が出ているが、これをベースにしつつ3回のツアー映像を編集したものである。
しかし、この映画、2800円もする。
迷いながらも、そこはダンナは山下達郎。音はばっちり作り込んでいるのだろうと思い、鑑賞。
正解だった。
まず、竹内まりや、想像していた以上に歌が“強い”。
彼女の楽曲は、単なる恋愛ソングよりも人生の応援歌のようなものが多い。そうした歌を聴き手に“伝える”説得力が思いのほか強く、すっかり圧倒された。
そうした流れを汲む曲としては「人生の扉」「カムフラージュ」などがすごく良かった。
ほか、「リンダ」のアカペラ、山下達郎がコーラスで入る「プラスティック・ラヴ」は秀逸。
さすがに2000年のものは画質がよくないが、音は、どの年のものもバッチリ。
本作のために撮ったと思われるステージ以外の映像も意外と多い。特に山下達郎が語る「“アーティスト”竹内まりや論」と、竹内まりやの語る山下達郎との関係が面白い。本当にすごい夫婦だ、これは、と、つくづく感じる。
彼女の音楽が好きな人なら観て損はないです。
号泣でした
何でやろ
劇場出てからも頭の中でリフレインしてました。
画質は悪いけど音楽と最高の夫婦に感動。
夫唱婦随に感動!
観に行くか迷ったのだけど
というのも、本編94分で2000年、2010年、2014年のライブからの抜粋、で特別料金2,800円(割引対象外)、だけどDolby Atomsでもないので、彼女は好きだけどファンと言うほどではない私には割高と感じたのですが、結局鑑賞しましたよ!
内容的には、一曲毎きちんとフルコーラスやりますので、見応えはありました。ただ、ライブ映像は(計ってませんが)80分程度で内6割強は00年のライブから。一部は某動画サイトでも見られます(違法です)し、ハイビジョンではないので(リマスタリングしてるでしょうが)シネマスクリーンではかなり粗さが目立つ。またエンコードが甘いのか、音源は別なのか、彼女の声量とピッチの精度が高いので、返って微妙なズレが気持ち悪い。だったら、もっと10年や14年の映像出してもらいたかったと思いつつ観てました。
とは言うものの、達郎さんや佐橋さんの演奏で歌うまりやさんのライブ映像は素晴らしいというしかなく、特に『プラスティック・ラブ』は達郎さんのコーラス込みですっごく良いです。カッコいい。
ま、観終わってしまえば、値段のことは野暮な話と思えるんですけどね。ま、ご参考まで。
※追記:某動画サイトからは、おそらくこの作品を機にまとめて削除されてました!
祝デビュー40周年!感動をありがとう
いや〜、ほんと偶然だったのですが、まさに今日(2018年11月25日)がデビュー40周年の日だったのですね!記念すべき日に観ることができました。
今作は2000年、2010年、2014年のコンサートからセレクトされたライブ映像と現在の彼女のインタビューから成る、ファンには貴重なアンソロジーだ。ちなみに私が参戦したのは2014年の大阪城ホールのみ。
しかし、こんなに感動するんだと自分自身驚いた。最初から最後までこれでもかというくらい涙が出た。永い時間を経てこんなに染み込んでいたんだ。
個人的な白眉は「プラスティック・ラブ」。達郎のボーカルが被さってくるところで嗚咽をもらした。
一緒に観た嫁さんも「全部良かった」と感動していた。まさにその通りだ。我々二人の「宝物」になった。
【備忘録】
バックは山下達郎バンド。
2000年は、バンマスの達郎のほか、
青山純:ドラムス
伊藤広規:ベース
佐橋佳幸:ギター
難波弘之:キーボード
重実徹:キーボード
土岐英史:サックス
国分友里惠:コーラス
佐々木久美:コーラス
三谷泰弘:コーラス
というおなじみのメンバー。
2010年には、青山純が小笠原拓海に、重実徹が柴田俊文に替わった。
更に2014年には、土岐英史が宮里陽太に替わった。
満足しました
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