どうしようもない恋の唄のレビュー・感想・評価
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どうしようもないよお前ら
どうしようない恋の唄面白い?と、よく友から聞かれますが全く面白くないです。いいなと聞かれてもんーと返せません。この映画にネクストはありません。エロなんて共有できません。どうしようもないです。旅の途中ではありません、始まってすらしてません。最後とかなんですか?何がてれーれれーだよふざけんなそれがお前の本気かよ
京成
京成電鉄は東京から千葉方面への大手私鉄です。市街地は住宅を縫う様に走り、カーブも多いです。
特に普通は、通過待ちも多く、時間もかかります。
同じ東京から千葉方面へのJR総武線は直線区間が多く、スピードが出せます。
速さではJRに勝てませんが、それでも京成を必要とする人達がいます。
この映画は、どちらかと言うと総武線より京成のような人達の映画です。
また、映画の舞台は京成の中でもディープな町、普通しか停まらない立石ですね。
映画の中で度々、電車の走っているシーンがあるのですが、一生懸命走っている様に見えたのは、私だけですかね。
さて、映画は藤崎さん演じるヒナがとにかく健気。
明るく矢代を支えて尽くします。
そんなヒナの「(今は好きと)口に出して言って」の時の表情が、明るさの中に、切なさや期待、諦め、色んなものが混ざった様な笑顔で、心を掴まれました。
もうこれ以降は、ひたすらヒナを応援したくなります。
対する矢代の方は、途中で本当に最低な男になりかけます。
それでも、変わらず矢代を思い続けるヒナ。
この辺りでは、ヒナだけでもいいから幸せになって欲しいと思ってしまいます。
しかし、最後に男らしさを見せた矢代。
ボロボロになった二人が迎えたハッピーエンド、いやスタート地点でしょうか、思ってた以上に感動してしまいました。
藤崎さんの魅力なのでしょうか、とにかくヒナを応援したくなる映画でした。
どこか懐かしいピンクの香り
原作は未読。カトウシンスケがダメ人間を演じる様はまるで30年前のピンク映画を観ているようでした。ヒロインの藤崎里奈がもう少しなんとかならなかったのか疑問符が残るが、そこはかとない切なさはある顔立ちで、最後走るシーンは胸がキュンとなる展開。
物語は人生をドロップアウトしたサラリーマンが自殺をしに東京の片隅にある駅で降りたところから始まるのだが、ソープ嬢と出会うまでは良かったが、隣に住んでいる六本木の売れっ子ホステスとそのヒモ…六本木の売れっ子が、こんなアパートに住むのか?など、喘ぎ声が異常な隣人というのも、その昔東映ピンク映画のような設定も相まってやや現在の映画にしてはバタ臭さが出てしまうものの、カトウシンスケほか出演者の演技が魅力的でカバー。
ヤクザもなんか無理くり過ぎて、ちょっとキツイものの、コメディ要素でカバー。
もう少し、デタラメだった方が逆に良い気がした。
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