劇場公開日 2018年11月23日

「だらだら喋ってた」怪獣娘(黒) ウルトラ怪獣擬人化計画 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0だらだら喋ってた

2018年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

『艦これ』のように、美少女擬人化をするのが流行ってた中で作られた企画なんだろうけど、手段が目的化した典型例になっちゃってまぁ。

「何で面白がらせるのか?」感情をゆさぶる仕掛けが特になく。

退治され浄化された怪獣の魂と能力が同化し、普通のJKが「怪獣娘(ガールズ)」に変身できる、って設定はセリフだけ。
「私は●●の怪獣で、〇〇って技が出せます~~」「実はこうなんですよ~」と、設定の説明語りセリフしかないのはご勘弁を。

SDキャラで毎回5分程度の同タイトルのテレビアニメなら、こんな会話劇でもいいんだろうけど、それだけを70分の尺にしたらつらい。

いっそ、日常系ほのぼのコメディとかに振ればいいのに。
怪力とか触手って技能を使って、「ありゃ失敗」程度の緩い感じでね。

下手に(黒)の連中が、アイドル活動してる「怪獣娘(ガールズ)」たちを敵視・対決し、「侵略活動で街を破壊する」っていうのは、コメディになっていない。

尺が短いのが問題じゃなくて、尺の中の感情の落としどころ、物語の起伏構成がないまま、だらだら続けてるのが問題。
長くなっても、もっとつらさが増すだけだと思う。

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コージィ日本犬