「男の友情の何たるか」TAG タグ りんたろさんの映画レビュー(感想・評価)
男の友情の何たるか
予告とあらすじで興味が沸き、調べてみても割と高評価。ハングオーバーと似た臭いを感じ、勇気をもって視聴。失敗の可能性も高かったと思うが、結果としてはかなり満足。
「老いて遊びをやめるに非ず。やめるから老いるのだ。」
いい言葉だと思わない?子ども心はいつまでも忘れないでいたいものだ。関係ないけど、三十代になった今でも週刊少年ジャンプを買ってる自分をたまに疑問に思うことがあるが、なんか肯定されたような気分になった。
さて、キーパーソンにアベンジャーズの弓兄貴であるホークアイが登場する。
失礼ながらマイナーなこんな映画にも出演するんだなあ。それにしてもキャラ設定が30年間一度もタッチされたことない設定で、俊敏な動きで逃げ切る人物なので体術がホークアイとほぼ同じなのがなんかウケる。
ホークアイがヒーロー活動する裏側ではこんな日常を過ごしてました、なんて言われても「そうかも」て思っちゃうw
馬鹿らしい内容だけど、彼らの鬼ごっこにもきちんと信条がある。
お互いに設定したルールは決して破らない。
そしてルールにはないけど倫理的にも最低限のマナーはあるはず。それを守らないと冷めるからね。
逆にいうとそれ以外はかなり無視するから、周りの人にはむちゃくちゃ迷惑。普通に物壊したり窓ガラス割ったりしてるけど、それ損害賠償よ。
しかしずっと大人になっていくと、遊びより優先するべきことが増えていく。その中でどれほどこの鬼ごっこを優先させていくのか、大人の感覚で遊ぶといつか覚めるときがくるのではないか、とても寂しいテーマ。
そんな映画だが、ラストは本当にグッとくる。
子どもの頃、ばかばかしいことで遊んでいたころを思い出す。あの頃の様に、何にも縛られずに遊びまくった頃にはもう二度と戻れないんだよな。そう思うと、彼らがどこか羨ましく感じてしまうのでないかな。
長々と書いてしまったが、まあ軽い気持ちでみようよ。面白いよ。男向けではあると思う。