「タイトルが安っぽいが、ヒットしてよかった。」愛がなんだ masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルが安っぽいが、ヒットしてよかった。
ここ数年今泉監督が気になってて、遡って今ここ。
さすがヒット作、200以上レビューある。
こりゃ誰もみないな^_^
原作があるからかもしれないが、ダラダラしたアドリブ会話はなく、優秀な役者と非常に練られた脚本で楽しめた。そこいらへんのもう若く無い若者が、ひっつこうが離れようがぶっちゃけ痛くも痒くも無いのだが、2人のリアリティが私の記憶の引き出しの奥から埃を被ったムズムズを引っ張り出してくる。
好きで、好かれて、甘えて、甘えられ、めんど臭くなってきて、冒険の旅はまだまだ続くと自分に言い聞かせ、決めの言葉をのらりくらりと避けてるうちに、だんだん人生追い詰められて行くのよ。
あぁ、、、確か自分はこうではなくてよかった。
たまたまプロデューサーのアフタートークを聞けて興味深かった。企画から実現まで本当に時間かかるものなのね、、、ずっと熱意を持ち続ける事ができる事が職能かも知れない。
ちょっと気になったのはNot Heroinのブランド化の話しとポスターのデザインの話だった。
流通や営業的考えでヒット作を意識したり、あやかったり、ポスターが分かりやすいけど真似やカテゴライズはコモディティ化、劣化一直線だからね。
若者の水戸黄門作ってどうする的な気がしました。
自分達で自分の首絞めて寿命を縮めないように気をつけて頂きたい。
若い監督、新しい才能に「賭ける」って所がただ一つの突破口だよ。
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