「ピースがすべてはまった結果が」愛がなんだ ユウコさんの映画レビュー(感想・評価)
ピースがすべてはまった結果が
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身を捨てて奉仕し愛を捧げるストーカー気質のテルコと仲原。戴くだけの守。自己チューだけど、マトモな葉子と、スミレ。
暴走するテルコは、仕事もクビになりぶらぶらしてても平気。普通なら破滅しかないのに、ときどき供給されるマモちゃんからのナニカで生きながらえている。でも、過去の自分に問い詰められる。ストーカー仲間の仲原は一ぬけする。どんどん孤独になって追いつめられているはずなのに、図太い。食べたり寝たりという生活が守られてるのが、不気味といえば不気味。そして気づく愛の成就とは?
登場人物みな、少し変化して現世的幸せもつかめそうな暗示があるのに、テルコだけはあさっての方向で幸せに?なってるラストは、理にかなっているがシュールきわまりない。
彼女の幸せはマモちゃんとの愛の成就ではなく終着の完成でもなく、途中で出てくる「マモちゃんになりたい」だとは。
いやー、傑作でした。共感できない登場人物ばかりなのに飽きさせないし
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