劇場公開日 2019年4月19日

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「ふわりとした心地良さが残る」愛がなんだ 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ふわりとした心地良さが残る

2020年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年になってから流石に見かけなくなりましたが、「片隅」と同じでテアトルでずーっとやっていた気がします。
テルコを演じている岸井ゆきの、彼女の空気感が実に良いですね。
足元は不安定なのにぶれる事なく前に進む姿も、何だか微笑ましいです。
また彼女を取り巻く人達も魅力的な人物ばかり。
みんなキャラがすっごい立ってました。
私は中でもナカハラが好きでした。
出番は数なめですが、とても印象的でしたね。
物語はメインビジュアルにあるラブラブな感じでは無く、絶望的な片思いでした。正直観ていてつらい。
そして彼女は全くめげない。それがまたしんどい。
共感ではないけど、どこか目が離せなくなるんですね。
きっと女性にはかなり刺さる内容なんだろうな、観ていてそう思いました。
そして終わる時にはふわりとした心地良さが残るんですよ。
何だか女の人には敵わないなと思い知らされましたね、そんな作品でした。

白波