「一方通行な愛」愛がなんだ さくらんさんの映画レビュー(感想・評価)
一方通行な愛
愛って何かなぁ…
一方通行なのは愛じゃないよね
みんな、それぞれが弱い部分あって、誰かを頼りたくなったり、甘えたくなったり、でもそれが一方的なものだったら、気持ちの押し付けにしかならないし。
本当な大好きな人にはどうしても気を遣いすぎて、その人に合わせ過ぎで、何でも言う事を聞きがちなんだけど、テルコもナカハラくんそれが度を越してしまってる。仕事よりマモちゃん優先って…
テルコはマモちゃんになりたい、兄弟でも従兄弟でもいいって、好き過ぎて、もうその人と同化したいっていうか、進化系がもうその人になりたいっていう、この究極な好きの塊。
それって、異常なわけじゃなくて、本当に死ぬほど好きって気持ちが溢れ過ぎてると、そんな事を漠然と思っちゃうことってあるなって思う。
ナカハラくんはもうそれが限界になっちゃって、好きなんだけどそばにいることを自分からやめたんだね。写真の個展に葉子さんが不意に来てくれた時のナカハラくんの表情、ちょっと恥ずかしそうで、でも本当に嬉しそうだった。
テルコは最後に今までで1番の強がりと勇気を出したと思う。ナカハラくんとは反対で、マモちゃんは好きな人がいるけど、それでも側にいたい、会えなくなるのはムリって、自分の気持ちを封印したのね。
でもさ、テルコのとこにきっと、マモちゃんが落ち着くことはないんだ、大好きな人にやらせてとは絶対言えないから。
だから、テルコも新しい道歩き出した方がいいんじゃないかなと思った。でもさ、自分が発した言葉や言動で、誰かの心が少しでも変化するってことってやっぱり嬉しいよね。
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どうでもいいからとにかくマモちゃんの側にいたいテルコ。
「2人用」に目がいき、諦め、捨てるシーンが印象深くて気持ちすっげぇ分かるなって思いました...。