「愛じゃないもの。」愛がなんだ ワンワンさんの映画レビュー(感想・評価)
愛じゃないもの。
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予告を見た時から怖くて避けてましたが、鑑賞後は観て良かったと思いました。僕の大切な一本です。
映画の始めにテルコは語る「なぜだろうまだ私は田中守の恋人ではない」と。ラストでは「なぜだろう私はまだ田中守ではない」に変わっている。マモちゃんは彼女の中でどんな存在になったのだろう。
マモちゃんはテルコのアイデンティティなのだ。映画が好きとか、アイドルが好きとか、仕事が好きとかと同じで、田中守が好きが彼女なのだ!例え愛されていなくても。彼女の生きる目的であり、彼女は自分を田中守から見つけたのだ。テルコが象の飼育員になったことにも繋がる。
テルコは頭おかしいし、普通じゃない、ヤバいと思う。
でもそれの何が悪いのだ。この映画は「普通じゃない」までも肯定してくれる。
登場人物たちが愛おしくて仕方なかった。最高。
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