「じれったくはあるが嫌いになれない」愛がなんだ まっくん a.k.a. エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
じれったくはあるが嫌いになれない
いや〜、今泉力哉監督らしい作品だった。キャストが豪華になってきたせいか、徐々にメジャー感を強めてきた印象だが、まったりとした独特の空気感は健在。
今作はマモル(成田凌)に片思いするテルコ(岸井ゆきの)の物語。もう自己満足で突っ走る。好きになったらどうしようもないのですね〜
私的にはテルちゃんの都合のいい女感がじれったく、今泉作品の中では共感度が低いほうだが、「愛がなんだ」とうそぶけるのなら何も問題なし。
テルちゃんの親友の葉子(深川麻衣)と妾だったという葉子の母(筒井真理子)が(好きなせいもあるが)印象に残った。この母娘でアナザー・ストーリーができてしまいそう。
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gachonさんのコメント
2019年8月16日
ようやくみることができました。期待以上でいまもこの映画をみた興奮でいっぱいです。人を愛するって理屈でなく本能的なものと思いました。岸井ゆきの演じるテル子がとても愛らしく、ラストシーンも納得しました。愛がなんだ、けどこれも愛のひとつの形なんだって。江口のり子の存在感も半端なく怪演見事でした。今泉監督の次回作も必ずみます。