「Why did you help everyone but me? あれ?面白いよ!」蜘蛛の巣を払う女 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Why did you help everyone but me? あれ?面白いよ!
アメリカでは盛大にコケてた「蜘蛛の巣を払う女」。前作があるが為なかなか評価が厳しい本作ですが意外と面白かったです。前作の「ドラゴン・タトゥーの女」が7年も前だったので、ほぼほぼ内容を覚えてなかったのが功を奏したのか十分に楽しめました。原作も未読なので変な先入観もなかったですしね。
色々とツッコミ所はあるものの、綺麗な北欧の風景と独特な映像、テンポの良いストーリー展開で飽きる事なく観ることができました。やっぱり映画にはテンポって大事ですよね。
主演のクレア・フォイは可愛い系なのであまり危険人物に見えないです。そこが難点と言えば難点かも。ファンの人から見ればこんなのリスベットじゃない!って言いたくなる気持ちも分からなくはないですが、観てるとこれはこれでありかも?っと思えてきます。今回は大味アクション映画なんですから、映画には合ってるキャスティングなのではないでしょうか?
「ドント・ブリーズ」が衝撃的だったフェデ・アルバレス監督もいい仕事してると思います。リスベットの部屋が襲われるシーンやバルデル教授が襲われるシーンはドキドキしました。白を基調とした風景の中、妹カミラの真っ赤なファッションとリスベットの黒の対比は印象に残るショットです。終盤何処からともなくライフルで撃たれる見せ方とか上手いですよね。でも何故伝説のハッカーが射撃も上手いのか?は突っ込んではいけない所でしょう。
そういえば前作をよく覚えてないのでなんですが、リスベットって後見人?からも暴行受けてませんでしたっけ?実父からも後見人からも暴行を受けるってドンだけ男運悪いん!?って記憶違いかもしれないからもう一度前作観てみようかな?