デリバリーのレビュー・感想・評価
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オムニバスが4つ並んだこの作品だが、 最終的には4つの作品がちゃんとつながるようにできている。 1つ1つの話の中に視聴者が驚くような描写がちゃんとある。
動画配信で映画「デリバリー」を見た。
2018年製作/94分/日本
配給:ホーネット
劇場公開日:2019年6月29日
鈴木つく詩
長濱慎
藤田富
寺中寿之
神林斗聖
行永浩信
速水今日子
長谷川るみ
町田政則
工藤俊作
中原翔子
永倉大輔
小沢仁志
ホテルの一室に届けられたピザ。
ピザを注文したのは中年の女。
女は銀行員で支店から横領した大金を持っていた。
女はピザの配達員に金を見せた。
女は配達員に「この金を持って私と逃げて」という。
そんなアホなと思ったが、
配達員はこれに応じようとした。
こんな調子のオムニバスが4つ並んだこの作品だが、
最終的には4つの作品がちゃんとつながるようにできている。
1つ1つの話の中に視聴者が驚くような描写がちゃんとある。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
ピザ屋Cat&Dogの秘密
脱力系コメディバイオレンス、舞台はデリバリー専門のピザ屋Cat&Dog(どしゃ降り?)、配達の若者が4人いて配達先でとんでもない事件に巻き込まれるお話、3人目まで来たから次は4人目と思ったらピザ屋を開いた因縁の秘密が明らかに、製作のKOM PICTURESの柏原寛司さんはシナリオ作家協会々長だから単なるピザ屋の話を作る訳ないですね、冒頭から幼い女の子がどしゃ降りの中、雨に打たれながらリヤカーを引くシーン、とんだ児童虐待映画に手を出したと不安がよぎったが重要な伏線でした。
メインキャストはオーディションで選んだようですが顔面凶器俳優の異名を持つだけあって小沢仁志さんはハマり役でした。普通ならドロドロになるエピソードを邦画には珍しいドライなタッチで軽妙に描いているのも好みでした。
小ネタが光る
劇場初日に見に行きました。映画全体としては短編を積み重ねて、大きなストーリーを作っています。
短編の一つ一つがシリアスであったり、やや重い話やアクションといった色々な側面があり、面白いです。緊張するシーンがあった後の小ネタなど、劇中に笑ってしまう場面が何度かありました。私以外の笑い声も漏れていたので、小ネタに反応したのは私だけではないと思います。
また、劇終了後の舞台挨拶も面白かったです。上映中はキャストを変えて、日々舞台挨拶をやるようです。役者さんの劇中とは違う一面も見えて、こちらも面白くお得感がありました。
ガラケー大流行
劇中で年齢は言わないけれど、20歳の女性が最年少にして店長を務めるデリバリー専門のピザ屋で巻き起こる4話からなる物語。
通常のピザだけでなく「ハッピーになれるピザ」「ぶっ飛んだピザ」等、メニューに無いピザをイメージで注文することも可能という設定。
一話目が始まり…
気にならないし面倒臭いし「勘弁して下さい」で良いんじゃないの?と久々に大ハズレな予感が頭を過ぎる。
突然のタメ口辺りから「おろっ!?」ちょっと面白くなってきた。
小沢先生がクレジットさるてはいるものの朗らかキャッチー青春ストーリーかと思っていたら意外や意外ノワール&ヴァイオレンスな展開。
真剣にみてしまったら安っぽいしご都合主義どころかむちゃくちゃだけど気軽にみるには充分、中々面白かった。
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