「親しい人間が携帯を落としたことによる発生するリスクと恐怖にはゾットさせられた。ただ暴かれた秘密には、興醒め」スマホを落としただけなのに(2018) Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
親しい人間が携帯を落としたことによる発生するリスクと恐怖にはゾットさせられた。ただ暴かれた秘密には、興醒め
中田秀夫 監督による2018年製作(116分/G)日本映画。
配給:東宝、劇場公開日:2018年11月2日。
原作は読んで無いが、携帯にあらゆる個人情報を入れている今こそ起きる恐怖を描いて見事なストーリー展開と感心。自分もiPadを置き忘れて、警察経由で幸い戻ってきた経験があるだけに。
長い黒髪の女性を狙った連続殺人鬼のターゲットになっていることがこちらには見えており、北川景子が感じた恐怖感が、大きく増幅して感じられた。彼女の黒髪の美しさが強調されていて、配役がピタリと思った。
ただ何と言っても、携帯を入手し北川に迫いこんでいく成田凌の気持ち悪さが、一級品と感じさせられた。実は、凄い俳優だったんだね。千葉雄大演じる若手刑事の生育環境に何かある様であったが、それが生きていなかった(次回作に反映?)のには、少しガッカリさせられた。
最後に方で暴かれる北川景子の大きな秘密、整形手術で友人に成り代わっていたには、原作通りとしても、類稀な彼女の美貌も有り、リアリティが感じられなかった。整形手術でそこまでの技術はまだ無いだろう。せめて双子にするとか、姉妹にするとか出来なかったのか?
監督中田秀夫、原作志駕晃、脚本大石哲也、企画プロデュース平野隆、プロデューサー
刀根鉄太、 下田淳行、 辻本珠子、共同プロデューサー星野秀樹、 水木雄太、ラインプロデューサー及川義幸、撮影月永雄太、照明藤井勇、録音室薗剛、美術磯見俊裕、 塚本周作、装飾平井浩一、衣装宮本茉莉、ヘアメイク外丸愛、編集青野直子、音楽大間々昂 、兼松衆、主題歌ポルカドットスティングレイ、VFXスーパーバイザー立石勝、スクリプター吉田久美子、助監督佐伯竜一、制作担当高瀬大樹、 松下博昭。
出演
稲葉麻美北川景子、加賀谷学千葉雄大、浦野善治成田凌、富田誠田中圭、毒島徹原田泰造、
小柳守バカリズム、武井雄哉要潤、杉本加奈子高橋メアリージュン、大野俊也酒井健太、
天城千尋筧美和子、桜井ユキ、北村匠海。