「加賀谷が改変されててむしろ良かった」スマホを落としただけなのに(2018) c yさんの映画レビュー(感想・評価)
加賀谷が改変されててむしろ良かった
クリックして本文を読む
観終わった後、後ろにいた男子高校生集団の会話。
「千葉雄大がかっこよかった」「それな」
全力で同意しました。
書籍では今作の続きが発売になったところですが、続編から登場するサイバー課の警察官のキャラが改変された加賀谷のベースになっているような感じがします。
逆に毒島刑事は改悪されてしまいましたが。
サイバー犯罪の恐さを見ることを期待していた人々には満足いかない出来だったかもしれませんが、推理物としては王道で割と面白かったように思いました。
北川景子さんが演じるキャラの背景はこじつけ過ぎ、無理あり過ぎとか思いましたが。
そんな簡単に他の人に成りかわるとか無理。どこの漫画の世界なのか。
というか、そんな唐突にモノローグ入って、犯人はその間何もしないとかあり得ないっしょと突っ込みたい。
あと犯人役の人の演技がやたら褒められてますが、ワンパターンな演技にしか見えませんでした。
一部の人の声が大きい田中圭さんの役は、誰にでも演じられたのではと思います。
中田秀夫監督は、人の過去に基づく人の恐さや狂気を描くのがうまいし、好きなのだろうなと感じさせられる作品でした。
薄っぺらいサイバー犯罪のドタバタを見たいだけなら、洋ドラ、それも3シーズンぐらいで終わる一過性の作品でも見てれば良いのではないでしょうか。
コメントする