「途中イライラ」THE GUILTY ギルティ(2018) aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)
途中イライラ
コリン・ファレルが主演してた、「フォーンブース」を思い出した。あちらも、公衆電話ボックスだけでほぼ話が完結するのだけど、本作の方が登場人物少なかったように思う。
全てのシーンが、警察の緊急用コールセンター内、半径10メートルで構成されていて、主人公アスガーの表情と電話の向こうの音声だけで、緊張感や感情的な揺さぶりをかけてくる。目の前に映像が無い分、余計に想像してしまい、感情移入が加速する仕掛けだ。
個人的には、昭和の企業に入社した私は、電話に3コール以内に取らないとブチのめされていた。そのトラウマ…習性が染み付いているのか、受電放置が気になって仕方なかった(笑)
という面でもイライラはあったが、さらに輪をかけて、主人公の即決即断の対応が裏目裏目に出て、だんだんバカっぽく見えてきて、余計にイライラしてしまった。
まあ、それだけ入れ込んで観ていたということでしょうけど、ちょっと間延び感は否めなかったかな。
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