「ホラーというよりオカルト?」ヘレディタリー 継承 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ホラーというよりオカルト?
今年158本目(合計1,250本目/今月(2024年4月度)32本目)。
(前の作品 「トレインスポッティング」→この作品「ヘレディタリー 継承」→次の作品「人間の境界」)
「ボーはおそれている」を推している映画館が近くにあるのですが、同じ監督さんつながりということであわせて上映されていて(こちらは見ていなかったので)見てきました。
ジャンルとしてはホラーということになりますでしょうが、これをホラーといっても(PG12指定とはいえ)誰も怖がらないでしょうし、趣旨がわかりにくいのですよね…(PG12というのも形式的なもので、一般指定されても別に何も言われない)。おそらく「オカルトもの」ではないかと思うのですが、日本からでは学びようがない文化を参照するところなどもあるので、「何を言っているのか理解しがたい」部分もあります。
一応、本作品は「吹き替え版」のみアマゾンプライムで無料で見られるので、気になった点を何度か見直してネット・百科事典ほかで調べるも手掛かりなし。おそらく生まれつきの文化教養が求められる映画のタイプなのではないかな…といったところです。
こうした事情があるので、分類的にはホラー映画に分類されるし、ときどき書く「映画館でなく美術館でやれば?」系の映画ではないのですが、ホラー映画というよりオカルト映画であり(ただ、その境界線は人によってバラバラ。区別しない方もいる)、そこで「ホラー映画みにいこうかな」と思ったら全然違う展開になるので(ホラーの要素はないわけではないが、ホラーとオカルトだと、3対7くらい)注意です。
採点上はこのような映画が昔、今では「ボーはおそれている」で有名な監督さんの前の作品であること、人を不愉快にさせるような発言はまるで存在しないことも考慮してフルスコアにしています。