「正統的ホラーに狂信的な宗教色を絶妙に絡ませた映画スタジオA24の凄さを嫌という程認識した作品」ヘレディタリー 継承 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
正統的ホラーに狂信的な宗教色を絶妙に絡ませた映画スタジオA24の凄さを嫌という程認識した作品
冒頭から、不穏な雰囲気が画面から漂い出る。A24作品の色が濃厚に出ている。
とにかく怖かった。
ネタバレにならない範囲で
1.チャーリー・グラハムを演じる、ミリー・シャビロという子役の表情が怖い(舞台やお姉さんと数多くのCDを出している 又、イジメ撲滅運動もしている立派な少女だそうだが、貴女の口にするクリック音が怖すぎて、映画の貴女の存在自体が観客に対するイジメです・・(すいません・・。凄く褒めてます。))
2.アレックス・ウォルフを演じるミリーのお兄さんピーター・グラハムがどんどん精神的に追い詰められていく姿(「パトリオット・デイ」や「ジュマンジ」の姿とは別人のような苛められ方
3.ミリーを乗せた車と彼女の行く末・・・・
4.微妙に怖いアン・ダウド
5.お願いだから、勘弁してくださいレベルのトニ・コレットの怪演ぶり
そして、亡き祖母が仕掛けた術に嵌っていく家族・・。
<監督・脚本のアリ・アスターを知り、鑑賞後直ぐに書棚のベイモンを始めとする1700年代以降のヨーロッパ悪魔伝承本をほんの一部読み返して、直ぐに戻した・・>
<2018年11月30日 劇場にて鑑賞>
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