ときめきプリンセス婚活記のレビュー・感想・評価
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けっこう軽い
新聞記者に出ている韓国の女優さんが出ていた。サニーや少女は悪魔などしばしば見たが怪しいのシムウンギョンが印象にのこっている。多様な役を演じるけれど、その役の裏側にストイックな気配を感じる女優。──努力家な感じがする。
新聞記者での役はふつうの日本人役(という設定)ではなかっただろうか。言葉を覚えて役をつくるのだから、並大抵ではなかったにちがいない。勤勉なひとなのは間違いなかった。
憶測に過ぎないが、新聞記者のシムウンギョン起用について「大勢の女優さんに出演を打診したが断られたから」と広報されていたが、さて、どんなもんだろう。個人的には信じていない。新聞記者は左系のひとたちが日本をdisるためにつくった映画であって、いわばドンキホーテが風車小屋を巨人と勘違いして突撃するようなあほ映画だった。元ネタは官房長官時代の菅首相に連続23回質問したメンヘラ記者が原案したホラ話である。
が、国内の授賞式でシムウンギョンが「すいません。ぜんぜん思わなかったので。ぜんぜんじゅんびしてなかったです。」と泣きながら言った動画には感銘をうけた。
(わたしは「ザ日本映画」をくそみそにけなすことがありますが、日本をdisる映画・映画人はもっときらいです)
ストイックを感じる一方、役のうえではコミカルのほうが似合う。演技としては韓流ドラマ風のわざとらしさがある。(と思う。)そのわざとらしさがサニーや怪しいや本作で生きていた。コメディ向きだと思う。サニーで憑物みたいにキレて対抗チームをビビらせるシーン、おぼえている。パラサイトの賢い長男チェウシクもちょっとだけでていた。暗愚な役だがやはりとても巧かった。
韓国の時代劇ドラマや映画は人気も高い。NetFlixの浸透もあるし、巣籠もり需要もあり、韓国エンタメは、好んで受け容れられている。そもそも和製ドラマ映画よりずっと面白い。もし韓国が国としてエンタメやアイドルに日本人をふくむ他国の庶民を懐柔する(てなずける)役割をもたせているとしたら。成功していると思う。日本人が慰安婦や不買や竹島などなど諸問題に憤る一方で愛の不時着見て喜んでいる構図にときどき奇妙を感じる。
【”幸せは占いでなく、自分で掴みたい!”朝鮮を舞台にした王宮占い恋愛映画。シム・ウンギョンさんはコメディエンヌとしても一流です。】
ー 四柱推命:生まれた年・月・日・時によって、生まれつき陰陽五行が定められると考え、それらに基づき運命・性格を判断する・・。フライヤーより引用。ー
◆旱魃に苦しむ朝鮮の人々を救うため、王は占術に頼り、婚期を迎えた娘ソンファ姫(シム・ウンギョン)と最高の相性を持つ男性を婿として迎え入れ、婚礼を執り行う事で、陰陽の均衡を元に戻し、民を救う事を決意。
そこで、朝鮮最高の監察官(占い師)ソ・ドユン(イ・スンギ)を抜擢。
そして、4名の男性が婿候補として選び出させた。(1名、10歳のおデブさん・・)
■感想
・婿候補の表の顔と裏の顔。それを探りに密かに王宮を抜け出すソンファ姫。
ー 占いで、夫を決められたくはないよな。実際に会って顔を見て、話をしないと・・。けれど、見合いって日本でも数十年前まで主流だったとか・・。ー
・その婿候補たちのクズっぷり。表の顔は良いが、裏の顔は残虐であったり、超野心家であったり・・。
ー どこの国でもどの時代でも、表裏がありますね、人間は。ー
・身分を偽っていたソンファ姫を、四柱により”本物の王女”様と知ったソ・ドユンが、残虐なナム・チホから身を投げうって守るシーン。
ー 分かりやすいが、ソンファ姫は一気に恋に落ち、ソ・ドヨンも・・。ー
・怒り心頭に発した王に対し、ソンファ姫が言った言葉。
”人生から、愛を取ったら何が残りましょう・・。”
<王室の権威を取るのか、娘の幸せを取るのか・・。王が示した粋な計らいと、ラストシーンにもホロリと来る朝鮮王宮占い恋愛映画。
シム・ウンギョンさん(近年では邦画の「新聞記者」「ブルーアワーにぶっ飛ばす」も印象的)はコメディエンヌとしても一流です。>
どっち付かず
観た後の心の軽さといったらない
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