劇場公開日 2018年9月7日

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「どうなるか気になって最後まで見てしまう」500ページの夢の束 うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5どうなるか気になって最後まで見てしまう

2021年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ダコタ大きくなったなぁ。
話の構成が『天才スピヴェット』によく似ている。届け物のための一人旅をするには、経験や判断力が足りず、正しい手段を知らないために、しなくていい苦労をする。非常にじれったいお話し。

このストーリーの興味は3つある。
・ウェンディは望み通り、パラマウントに脚本を届けられるのか?
・さてその脚本の評価は?
・断絶した姉との関係は修復出来るのか?

まあ、見てのお楽しみということで、詳しくは触れないが、実に丁寧に語ってある。特に途中で出会う人たちが、まるで実在しているようなリアルさで、誰かと出会うたびに、「ウェンディの人生がここから好転するのかな?」なんて微かな期待を抱いてしまう。誰もがすごく思わせぶりな登場の仕方をするのだ。個人的には、ウェンディが特に美人でもないことや、お姉ちゃん役の俳優さんの演技がすごく上手だったこと、それから勝手についてくる犬のエピソードなんかが気に入ってます。

特に、『スタートレック』関連のエピソードには、思わず吹き出してしまった。心憎い演出をしてくれる。

2018.10.29

うそつきカモメ