「1つの可能性」GODZILLA 星を喰う者 SUPER SNICKERSさんの映画レビュー(感想・評価)
1つの可能性
私の生まれる前の作品も多々あるゴジラ作品群。
世代的な物もあるがやはり私はVSシリーズが好きなのだが、初代以降、ミレニアム以降、エメゴジ、ギャレゴジ、シン・ゴジラ含む全作鑑賞している。
ゴジラとは人類の傲慢さ、愚かさ、果ては自然の脅威等様々な要因を具現化した存在と認識しているが、やはり個人的には怪獣同士のプロレスが観たかったりする。
よってギャレゴジは嗚咽するほど感動しながら観たのだが、シン・ゴジラは欠伸しながら観ていた。
そして、アニゴジには全くと言って良いほど期待していなかった。
が、あれ、なんか、ここまで突き抜けると一周回って面白いな。
エメゴジが批判される大きな理由としては、ゴジラそのものに妙な生物性を与えた事だろう。
神秘的な物を無くし、生き物としての概念を与えた事で一気にゴジラからカリスマ性が消えたわけだ。
その真逆を突いた作品こそアニゴジだろう。
“ゴジラ=地球”という大胆な設定で、初代、84年版、シン・ゴジラ等で描かれた“人類の脅威”としての設定にこれでもかってくらい肉付けして生まれたものだと感じた。
批判はあるだろうし、その批判の声にも深く頷く。
しかし、私はアニゴジ3部作は大好きだ。
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