GODZILLA 星を喰う者のレビュー・感想・評価
全143件中、1~20件目を表示
ゴジラを応援していた理由
面白かった。オープニングのメトフィエスの語りのところでほぼ面白いことが確定したくらいに期待通りだった。
まあ実を言うと、中盤のメトフィエスがハルオを説き伏せる場面が少々長くてだれたけど前二作と合わせて総合評価で★5にする。
それから、エンドロールのあとにエンディングがあるので観てない人は観たほうがいい。
ギドラが登場しゴジラに噛みついている場面で、マーティンと同じようにゴジラを応援していた自分がいた。「怪獣惑星」ではゴジラとの激闘、「決戦起動増幅都市」でも激闘、そうなればゴジラは倒すべき敵のはずだ。しかし応援していた。そのときはただ不思議だった。
終わったあとに考えてみたら、すごく単純なことだったのに前二作までは気付いていなかっただけだったのだ。
科学技術を誇るビルサルドを象徴する怪獣はメカゴジラ(シティ)で、信仰を大事にするメトフィエスたちを象徴する怪獣はギドラで、スピリチュアルなフツアを象徴する怪獣はモスラだった。
それならば、主人公ハルオを筆頭に私たち観ている者も含めた地球人を象徴する怪獣はなんだ?ゴジラだったんだ。自分たちの代表がゴジラだったのだから応援する気持ちが芽生えるのも当然なのだ。
前二作まで、これは怪獣映画ではないと思っていたけれど、気付いていなかっただけでちゃんと怪獣映画だった。
異人種間の摩擦は形を変えた怪獣バトルで、怪獣同士の戦いは異人種間の代理バトルだった。
神になるために降臨してきたギドラに対して抗う地球人とゴジラ。未来の地球人であるフツアの力を借りて撃退に成功する。
ここでギドラに変わってゴジラが神になるのか?いいや、ならない。
神とは勝者がなるわけではなく、恐れられ讃えられ人々に神と認識されたときになるのだ。
マイナは勝利に固執するハルオに生きることが勝利だと説く、それでもハルオは選択しなければならない。今までの自分を精算するために。
彼の最期の選択は彼の望んだ形ではなかったかもしれないし、ただ負けることを望んだだけかもしれないけれど、地球を自分たちの手に取り返すというハルオの望みは、未来人フツアの価値観を取り込んで結果的には成せたと思う。
そしてギドラでもゴジラでもなく、ゴジラの写し身だったハルオが神になった。
勝利を渇望していたハルオは未来の地球の価値観の中で永遠に『勝ち』続ける。
西洋ゴジラが好きなので刺さらなかったが
もう少し怪獣バトルしてくれよと思いつつ、和製ゴジラっぽい部分もあったので良く作られているとは思った。
超兵器を使って戦うところは今までのゴジラVS人類であるあるだし、最後にナノマシン兵器を残さないために特攻するところは初代ゴジラの芹沢博士そのものでゴジラ作品と言う説得力を感じた。
モスラの巫女も二人だったり、キングギドラもバトル微妙~と思いつつ、宇宙怪獣っぽさは過去作で1番らしい設定だった。
別宇宙からの侵攻で干渉できないとかね。
ただ、もう一回見たいかと言われたらハルオが面倒なので見たくないかなと言うことで個人的には3.0の評価になった(子作りで+0.5加点してる)
やっぱり西洋ゴジラのドンパチしてる方が好きなんだなぁ~。
評価の星は喰われました。
シドニアは何度観ても面白いし、ポリゴンピクチュアズの作風とマッチしていて傑作だと思っている。
シンゴジラの大ヒットに包まれる中公開したアニメ版ゴジラ。
こちらの勉強不足も悪いのだが意味も分からずいきなりぶった斬って終わり唖然とした。
当時は広告もバンバン入れて東宝も力入れていた気がするが続編からトーンダウン。
僕自身も2作目は流石に観る気になれずスルー。
数年後、Netflixでラインナップされた時に観て頭を抱えたのに、またシドニアの満足感の流れで勢いで再視聴。
今度は理解でき…る訳もなく…
ただ見返して思ったのは、相変わらず落合だなと。
そしてギドラとの死闘を期待する思いは見事に打ち砕かれ、エンドロールの後のイカロス特攻等のダラダラ続くおまけ映像に閉口。
カタルシスが皆無のまま、相変わらず技術力は凄いのに空回り。
OVAとしてはこれで正解かも知れないが、もっとマスターゲットを狙い、ゴジラというコンテンツを使うのならもっと違う着地点があったはず。
そう思えて、全ての星が喰われて消滅しました。
うーん。
何を観たんだ…
ギドラはよかった
ギドラはよかった。
今回のギドラも出オチ感満載かつとんでも設定で、期待を裏切らなかった。ビームくらい、出してもいいんだぞ、ギドラよ。
最後の主人公の特攻だけはクソだ。
ナノメタルを使えば文明を再構築できるが、それはギドラによる滅びへと進むことを意味する。
主人公は特攻し、文明を封印することで、ギドラの思い通りにはさせないようにした。
↑主人公の特攻について、私はこう解釈しました。でも、この主人公、(この考えで特攻したとしたら)頭悪いんすよ。
文明は遅かれ早かれ再構築されるんだから、今壊しても先送りにしかならねぇだろ。
ナノメタルで文明を復元すれば、ゴジラを倒せる新しい可能性は生まれるだろ。ゴジラどうすんだよ……。
メトフィエスとマーティン博士が言っていたように、ゴジラが文明の帰結なのだとしたら、ギドラまでの道のりは
原始時代→文明→ゴジラ→ギドラ
でしょうが。ゴジラを倒さないと根本的解決にならんでしょうが。
やるなら、文明を再構築して、ゴジラを倒した上で文明を封印しろよ。
手前のやってることは中途半端なんだよ。女一人孕ませといて何やってんだ。
以上、最後はクソな三部作でした。
何故こうなった。
怪獣映画(ゴジラ)として観ると、うーん😔
何か違う。
映画として破綻してるとか、ストーリーがつまらないとかじゃないんだけど、何かこうしっくりこない。
二作目のラストで「ギドラ」って単語を聞いたとき、期待してしまったので、余計に。
モスラどうなったの?
3本みて、本作が一番ゴジラからかけ離れている。哲学系SFとしてみれば面白い部類なのかもしれないがゴジラでそれをやる必要性も必然性も感じなかった。
本作の評価が一番低いのは、やはりゴジラという名前に食いついて鑑賞したのに5時間弱みせられて結果ゴジラではないものを見せられた事への憤りだろう。
製作者の頑張り過ぎで、とても勿体ない3部作になりました。
ゴジラを退治出来ずに宇宙に逃げ出した人間が、放浪の末、改めてゴジラに戦いを挑む物語。
3部作の最終話ですね。
一言で言えば、製作者の自己満足の作品です。
「哲学」「宗教」「人生観」。小難しい話を交えて高尚な映画にしたかったのかもしれませんが、ゴジラ映画にそれを詰め込まれても困ります。
また、ラストも二つの意味で納得が出来ません。
一つ目は主人公の決断。「愛する人・愛してくれる人」「信じてくれる仲間」を見捨てるような決断は、何の共感も覚えません。不愉快に感じるだけです。
また、主人公が特攻してゴジラを退治出来てしまっては、今までの人類の存亡を賭ける設定が台無しになります。
私は怪獣大戦争を観たかったわけではありませんが、それでもギドラやモスラの扱いも中途半端で拍子抜け。
人類が実質的に滅亡する展開は、映画の中とはいえ不愉快さが残ります。
唯一、原住民との共生による存続を描いてくれていれば、良い余韻にも浸れたのでしょうが、バカな主人公の突撃でそれもなし。
3部鑑賞して、ラストがこれでは、寂しさを禁じ得ませんでした。
当然、評価もかなり低めです。
概念としての怪獣
WOWOWにて前情報なしに前二作から続けて鑑賞。
数年でたまーに観直したい。
行き過ぎた文明は破滅をもたらす、などは他の作品でも扱われるテーマだが、本作品においては文明の発展そのものが怪獣=ゴジラを生むための過程にしか過ぎず予定調和であった、という解釈はおもしろい。手塚治虫の『火の鳥』のエピソードとしてありそう。
結局ゴジラも、より高次な存在により喰われてしまうのだが、現代を生きる人類は発展・進歩を常に求めている。文明の発展が結果として滅びに繋がるのであれば、エクシフの教義も理解できなくはない。が、納得はできない。
個人的には、現代社会へのアンチテーゼとして受け取った。
怪獣を怪獣たらしめているのは、人が怪獣を恐れ憎むからであり、憎む人がいなくなれば怪獣は怪獣でなくなる。
ゴジラは災害と同じであって、憎悪の対象ではない、と作中だは言っている。しかし東日本震災や新型コロナが猛威を奮っている世の中、憎んでもどうしようも無いことを憎んでしまう人もいる。
そう簡単に憎悪を忘れることはできないのが人の性だと思うが、本作品でハルオはゴジラへの憎悪から解放されたのは救いでもあり、ゴジラへの勝利にもなっている。
オイカリ様をたてることで恐怖から怒りに変わることを避け、人類はwithゴジラの時代に命を繋いでいく。
かなり賛否両論分かれているようだが、設定や伝えたいであろうことは好みの作品である。
SFとしてみると非常におもしろい。
アニメ映画としてみると、動きが少ないので紙芝居っぽく感じてしまう点が惜しい。
ゴジラとしては、ゴジラ映画の要素は一応満たしているものの、若干の物足りなさを感じる。
あとはメトフィエスが破滅を完全なるものにするために、なぜハルオである必要があったのか、がいまいち分からなかった。ラストではゴジラへの憎しみを持った最後の人間だからハルオなのだろうが、それ以前だとゴジラ憎しの人類はたくさんいそうに感じるが…。
以下、印象的なセリフ。(うろ覚え)
「怪獣を怪獣たらしめているものは何か」
「勝ちとは生き残ること、命をつなぐこと」
「本艦の生命反応はゼロです!」
種族の代表が怪獣だったのか?
国産アニゴジ最終章
全体的にアクション少なめ、背景多すぎ。
平成ゴジラで育った身としては物足りなさが目立った。
異種族も多いし怪獣は各種族に使役されてるもの。
人知の及ばないものでは無いのが残念。
結論として、ゴジラを憎むただ1人の生き残りとなったハルオ
彼は憎しみの連鎖と根源となったナノメタルと共にゴジラに挑み果てることになった。
効率に特化した工学の「ビルサルド」
ギドラを神としより大きな存在へとの同化を図る「エクシフ」
意思がありながらもその真は弱い「ヒト」
その特徴に溢れる三種族が織り成している種族間軋轢的な印象
アニメゴジラ3部作最終章。
前作の続き。
でかゴジラは眠っているだけ。
人間のエゴのせいで怪獣を生んだのではなく、怪獣を生み出すための前奏でしかなかったのかも。
人を超えないければ、捨てなければ怪獣など倒せるはずもない!
異星人、人間3者ででの軋轢が広がる
ゆうこはナノメタルによって生かされているだけで目は覚まさない。
罪の意識にさいなまれるはるお
これは啓示だ!と大いなる神に信奉する連中
なんだかややこしくなってきたね
バルチャー1機のみ
メカゴジラシティもだめになってしまった。
フツワの鱗粉がナノメタルに侵食されないだけで奇跡でも何でもない
何やら精神的な話になって来てややこしい
ギドラ降臨
光の龍3体
モスラのシルエットも現れた
ギドラはこちらの物理法則が通用しない
ゴジラが敵でなくなった
1タイトずつ熱線でやっつける
なんやら唐突におわったな
フツワたちと仲良く過ごしましたとさ
めでたしめでたし
新しい命
白い花
雨季の前の花の季節
これがハル
バルチャーが復活!
ナノマシンが自己増殖
繁栄を求めるのは人のさが
まだ続くのか
まきこみたくないから、行くよ
破壊の化身だというのなら、過去の呪いのすべてを焼き尽くせ!
そして彼の子がってやつか
エンディング曲は格好いいけど
また1カット
炎で呪いをお忘れください。
わたしにはわからない・・・
中途半端なモスラの扱いがちょっと腹立たしかったし、レーダー等にも映らないギドラに手を出せないゴジラもわけわからなかった。宇宙船内の種族間対立も面白いし、突拍子もなく「E=MC2」という公式が登場するのも、重力波とか熱線を歪めることのできるギドラにふさわしいので良しとしましょう。
ビルサルド星人が崇めるナノメタル、エクシフ星人が信奉するギドラ、そしてフツア族の神であるモスラ(ワンカットのシルエットのみ)、さらには地球上の神たる存在ゴジラ。モスラ以外は破滅の神であり、ゴジラを倒したところで種族間同士の諍いと独裁が待ち受けているのだ。こうした構図は面白いのですが、諸悪の産物を戦わせるのはゴジラシリーズでも周知であるものの、抽象的に描きすぎているので興味を削がれてしまいがち。
一方、フツア族が「憎む」という言葉を持たない平和民族であることも良かったと思う。しかし、前作では昆虫から進化した生物とか言ってたマーティン博士も結局はオカルトだし、一貫性もなく、更には平和的解決をしたかと思ったのにラストでナノメタルを復活させるって何なのだ?結構信用してたのに・・・やっぱり頭が良すぎるとカルトになるのかな。
英雄が神話になることもいくつもの宗教には共通していることだし、宗教戦争っぽいストーリーもわかりづらいけど面白い。安易な方向には走らなかっただけは救いだけど、キャラの変貌ぶりには驚かされ、がっくりさせられました。
君臨
ゴジラとしては、かなり分かりやすく解説されてたように思う。
傲り高ぶる人間への鉄槌。
確かそんな事が第1作目のメッセージだったように思う。
それから時に神となり守護者となり、味方になりHEROになり、破壊神と称され破滅を司る獣であったり、地球の代弁者であったり、自然とか地球とか。
そんなシリーズを通して語られる様々な側面を全部体現したかのようなゴジラ像だった。
観終わって思うのは「上手くまとめたなぁ」だ。
祝福としての滅亡だとか、死すら通過点としその先にこそ幸せがあるはずとか…まぁ、小難しい話を聞かせてくれる。
文明に関しても過ぎたる叡智は争いに向かうだとか、それを繰り返すのか人類としての性だとか、人の感情こそが人に与えられた呪いなのだとか、うんたらかんたらと…。
まぁ、全てはギドラへの布石なんだけども。
で、どんな攻防を見せてくれるのかと思いきや…まぁ動かない。
この辺りにフラストレーションが溜まる。なんていうか…もうちょいアグレッシブでも、ゴジラの威圧感もギドラの異物感も損なわれなかったんじゃないの、とは思う。
総じて、意味ありげな終末歓迎論を聞かされただけだった。またこれが良く出来てて…言いたい事は分かるけど、と思ってしまう。
結局のところ、物質世界の最先端のメカゴジラも、精神世界の神であるギドラをも凌駕する完全無敵な絶対王者ゴジラであった。
ラストの特攻である自滅なのか自戒なのかはさておき、それすらも躊躇なく滅するゴジラは嫌いではない。
死は全てにおいて平等であり、安寧を約束してくれる。
それは何故か。
その先を誰も知らないからだ!
つまりは、それは真実ではなくイメージなのである。無、つまりは「0」に何を掛け算しても「0」のままって事で変化はない。
変化がない=安定=安寧なんて事から連想されると思うのだけど、ぶっちゃけ大きなお世話だ。
…なんて事をぶちまけるとメトフィーゼだったかの背の高い兄ちゃんから「あなたは神と会話すら出来ない低次元のテクノロジーからしか発想できない未熟者だからだよ」とかなんとかのお叱りを受ける事になると思う。
でもたぶん、ハナクソほじりながら聞いてると思う。
ただ、メッセージ性はすこぶる強く…それはきっとゴジラであるから出来る事なのだと思う。アニメとしての表現力は凄く好き。
メカゴジラの解釈もトンチが効いてたし、ギドラの解釈も結構好きだ。モスラの存在もいい感じだった。
過去のゴジラとは少し違うものの
一作目は人間対ゴジラのバチバチの対戦物ですが二作目からは人間の思想や哲学などが、入ってき始めて、最終章は人間の内面的な部分の話が色濃く出て、どちらかと言えばゴジラはそれの補佐するぐらいの役割となり、本来の怪獣が暴れ回る感じが殆ど無い事からかなりの批評が出る作品だとは思いました。
特に今回の最終章はギドラ自体が人の思想や犠牲から生まれた産物で、干渉を受けずにゴジラに攻撃をする場面はギドラそのものが昨今の神の様な象徴であり、動きの起伏があるゴジラは人間の立場で言う人の心の憎悪と言うか負の部分の象徴のような立場みたいな描写が、とても印象的でした。神にすがる人もいれば、自らの足で立ち向かう人もいて、最先端の技術を網羅して打ち勝とうとする人もいると言うのが今回の人種の違いで描かれていたのだと思います。最後に自我が強いとされる主人公が新人類に別れを告げてゴジラに単騎で自爆さながらの特攻も、やはり自分は人間なんだと言わんばかりの終わり方でとても人間臭い感じが出ていて良かったと思います。ゴジラが結果どうなったのかの曖昧さがさらに、人間は自分の負の部分に打ち勝てたのか、新人類にとっても又、カルマの如く心の負の象徴となるのかを自ら考えさせる構成となっていてる部分が後を引く作品となっていると思います。
残念なデキのゴジラアニメ最終章。
ゴジラアニメの最終章。アニメでしかできない表現をするって所は一定の評価ができるものの、総じて微妙でした。小難しかろうが、宗教について語ろうが面白ければ作品の評価は上がるもんです。極一部の人にしかウケてないのは、やっぱ単純に面白くない作品だったんだろうなっと思います。
発想はまだ面白いと思うんですよね。キングギドラが別次元の宇宙からやって来てるとか。母船が壊されるシーンはとても良かったと思います。ただそこがMAXでした。まぁ、登場シーンだけがカッコいいってのは、特撮でのいつものキングギドラのパターンを踏襲しているっちゃあしてるんですけどね。
しかし人間側のキャラクターに致命的に魅力がない。魅力がないのに長い。ここが作品を面白くなくしてるポイントではないでしょうか?最後のハルオ君の特攻も女孕ませておいてそりゃないわっと思って半ばドン引きしながら見えました。初代ゴジラの芹沢博士は少なくとも劇中描写では独り身でしたしね。ハルオ君責任感無さすぎです。色々理屈付けてるのが余計駄目男感を増していましたね。この最後の特攻で決定的にハルオが嫌いになったので、基本的にゴジラ擁護派な自分でも作品自体の評価は下がるってもんです。
この脚本家の人、有名みたいなのですが、自己犠牲カッケーという所で発想が止まってるんではなかろうかと思われます。せっかく新しい事やろうとしてるのに、作り手に新しさがないとつまらない作品にしかなれないよ。
三部作の中で一番つまらない
とにかく間延びする映画の一言です。映画の大半をとにかくひたすらよくわからない話を喋ってます。とにかく喋ります。ゴジラとギドラの戦闘シーンが始まってからもひたすら主人公たちはお喋りをし続けます。なので戦闘の緊張感ゼロです。しまいには主人公はエヴァのシンジくんレベルに内面世界に入っていきます。もはやゴジラ関係ありません。ひたすらダラダラダラダラダラダラダラダラしたアニメ映画でした。
1つの可能性
私の生まれる前の作品も多々あるゴジラ作品群。
世代的な物もあるがやはり私はVSシリーズが好きなのだが、初代以降、ミレニアム以降、エメゴジ、ギャレゴジ、シン・ゴジラ含む全作鑑賞している。
ゴジラとは人類の傲慢さ、愚かさ、果ては自然の脅威等様々な要因を具現化した存在と認識しているが、やはり個人的には怪獣同士のプロレスが観たかったりする。
よってギャレゴジは嗚咽するほど感動しながら観たのだが、シン・ゴジラは欠伸しながら観ていた。
そして、アニゴジには全くと言って良いほど期待していなかった。
が、あれ、なんか、ここまで突き抜けると一周回って面白いな。
エメゴジが批判される大きな理由としては、ゴジラそのものに妙な生物性を与えた事だろう。
神秘的な物を無くし、生き物としての概念を与えた事で一気にゴジラからカリスマ性が消えたわけだ。
その真逆を突いた作品こそアニゴジだろう。
“ゴジラ=地球”という大胆な設定で、初代、84年版、シン・ゴジラ等で描かれた“人類の脅威”としての設定にこれでもかってくらい肉付けして生まれたものだと感じた。
批判はあるだろうし、その批判の声にも深く頷く。
しかし、私はアニゴジ3部作は大好きだ。
全143件中、1~20件目を表示