1922
解説
スティーブン・キングの同名中編小説を実写映画化し、妻を殺した男の苦悩と破滅を描いたサスペンススリラー。初老の男ウィルはホテルの一室で、過去に犯した妻殺しの顛末を書き記していく。1922年。ウィルは妻アルレットや14歳の息子ヘンリーと農場を営んでいた。しかし田舎暮らしを嫌うアルレットは、自身が権利を持つ農場の土地を売り払って都会に引っ越したいと言い出す。農場を離れたくないウィルは、強引に土地を売り出そうとするアルレットの殺害を決意。同じく都会行きを嫌がるヘンリーを説得して片棒を担がせ、計画を実行に移すが……。主演は「ミスト」「パニッシャー」のトーマス・ジェーン。Netflixで2017年10月20日から配信。
2017年製作/102分/アメリカ
原題:1922
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2回くらい人を殺してしまった夢を見たことがある。
誰しもが見たことがあるのではないか。
あの時、夢なのにリアルすぎる程の
殺してしまった後の後悔と、取り返しがつかないんだという絶望。
夢だから、覚めてよかったで毎度安心して終わるが
この映画はその"先"を体験しているかのような臨場感があった。
後悔が絶望を呼ぶ負の連鎖に、なぜか共感してしまって胸がキューとなる。
胸糞ホラー映画といえばそれまでだが、
よくそのカテゴリに挙げられる映画とは違う、何か共感するような、何か得るものがあるような、そんな不思議な魅力のある一本だった。
2022年8月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
子供の為に残したい農場を守る為に妻を殺したら、雪だるま方式で牛も息子も隣家も崩壊させてしまったパパの物語。
淡々としているから眠くなってしまった
2022年8月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
内容は、スティーブンキング著の1922を元ネタとしたNetflixオリジナル実験映画。舞台はアメリカ🇺🇸ネブラスカ州にある遺産相続により獲得した広大な農場所有者家族3人と近隣住民とそれを取り巻く人々の暗雲立ち込める様な暗い感じの物語。好きな言葉は『1922年 男の誇りは土地と息子だった』そう1人語る主人公父親の視点で終始進んでいく話の出落ち的な部分が印象的だと感じた。原作未読なのですが、ドストエフスキー『罪と罰』の様な様々な殺人心理が革命に描かれているらしいので、また積読本土が増えそうです。ホラーティストの暗雲や風景や妻への募る憎しみが色調に現れ重低音が余計な不安を煽る効果があり怖かったです。背丈以上もある広大なトウモロコシ畑。そして光の当て方もおどろおどろしく不気味で不安を煽るいい演出だと思います。『どんな人間でも心の中にもう1人の人間がいる』『自分の中の見知らぬ誰かがしきりに持ちかけてくるのだ!』この言葉も石森章太郎先生が好きそうな言葉で人間の闇の部分に光を当てる様で好きな表現でした。好きな場面は、最後の方で1922年の1年間でお互いこれ程落ちぶれてしまったと隣人と会話する場面。時代背景はアメリカ黄金時代の華麗なるギャッツビーや様々なバブリー時代と対照的に描かれる仄暗いストーリーが違った見方で見え楽しかった。今から100年前のアメリカは、こんな時代だったんだろうか?!少し怖い気持ちで一杯です。テーマは、因果応報や罪悪感といったところか?!登場する誰もが二面性を持っていてそれは、あなた自身かも知れませんよと言われている様で恐ろしい。もっと深い心理描写を原作で味わえると思うと楽しみです。
星3の映画にしか味わえない独特な一品
独善は人を狂わせる、ヨシ!