劇場公開日 2019年3月15日

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「思春期に少年から 大人に変わる 道を探していた 汚れもないままに」まく子 masamiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0思春期に少年から 大人に変わる 道を探していた 汚れもないままに

2020年5月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

萌える

私が初めて西加奈子に触れたのは「きりこについて」です。普段なら読まないタイプの本。
帯にはチャットモンチーの推薦文が書いてあるそして平積みにしてあった。衝動的に買った理由がある。それは表紙になんと猫のイラストが描いてあったのです。馬鹿だね〜

冒頭の一行が凄い。「きりこはブスである」まじっすか?作者は女性ですか?そうですか。そして語り部は猫である。ラムセス2世。正直たまらない。猫好きは猫語りがすきなのである。
「我が輩は猫である」「猫語の教科書」「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」「旅猫リポート」etc・・・

話しがずれ過ぎて申し訳ございません。話しを西加奈子に戻します。彼女の小説を一言で言うと【なんか変】という感じでしょうか。割り切れない感じ。数学的に言うと素数。だから好き嫌いは分かれるでしょう。ちなみに私が一番好きな著作は「漁港の肉子ちゃん」でございます。

さてあまり面白くない枕が終わりました。もうこの先は読まないでもいいですよ。

物語の舞台は群馬県の山間の温泉地、四万温泉です。

実は私は四万温泉に行った事があるのです。バスツアーだったのですが夕方に着いて、翌日は老神温泉に向かったのでメインストリートしか覚えていないのです。その時の私に言いたい事がある。

元を取ろうとして、何回も温泉に入るんじゃねー!浅ましいんだよ!せっかくめったに行かない温泉街に行ったのに街を探索しない方がもったいないだろ?それにな、温泉が体に良いって言っても入り過ぎは毒になるんだよ!
このクソ貧乏人が❗️

大変申し訳ございません。また話しがずれました。

物語の主役はサトシ(山崎光)です。小学五年生で思春期真っ只中。父親の光一(草彅剛)は隣町の若い女性と不倫中です。

そこに美少女のコズエ(新音 にいおん)が現れます。本当に綺麗です。階段の上から白いワンピースを纏って降りて来る姿は天使にしか見えません。
その後ホットパンツ姿ですらりと伸びた脚を見て確信しました。この娘のDNAには西洋人が入っている!なるほど、お父さんがイギリス人でお母さんがモデルね。そうですか。クソ貧乏人の私は撃沈だよ。

コズエはサトシに興味津々です。後を追いかけたり、距離を縮めようとしたり、顔を舐めたりします。ある日コズエはとんでもない告白をします。曰く・・・

私は宇宙から来た。👽

えーー⁉︎ 原作は未読だし、事前知識ゼロだから寝耳にウォーターだよ!そっちの話しなのかい!この辺から戸惑う人、多数。多分。

いや地球人は宇宙人と個別に対応するのはダメなんでしょ。まずJAXAに連絡でしょ。と無粋な事を言ってはいけませんよ。

まあ好き嫌いが分かれてしまう映画かも知れません。新音ちゃんの名前だけでも覚えて頂ければ幸いでございます。

毒にも薬にもならない、こんな長文を読んで頂きありがとうございます。

masami
masamiさんのコメント
2020年5月17日

CB様コメントありがとうございます😊
本当に不思議な映画でした。でもこんな映画があってもいいですよね。
新音ちゃんはもっと知名度が上がりそうです。

masami
CBさんのコメント
2020年5月17日

ふふ。意外と、この映画の本質を言い得て妙、なんじゃないですか。不思議な映画ですよね。
自分は、予告が始まった頃から、新音さんを観に行こうとだけ、考えてました。

CB