Diner ダイナーのレビュー・感想・評価
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「超オシャレな映画」
今年75本目。
今日は小栗旬、2本見ていい一日でした。
ともかくスタイリッシュな映画。
美術、音楽、料理と個性的な方を揃えたので、それを見るだけでも楽しい。
スキンに2つ座右の銘ありました。
そこも見所かと。
蜷川実花監督は9月に「人間失格 太宰治と3人の女たち」も控えていて、昨年、今年と撮影が凄い。
撮影も何でも楽しむのが一番ですね。
楽しく鑑賞させて頂きました。
美しいって罪なんだって知りました。
恐ろしいのに、美しい…。
蜷川実花さんの描く世界はこんなにも美しいのか…。
繊細に描かれた色彩の数々に、圧倒されっぱなしでした。
赤を基調とした料理は、血をイメージする感じのはずなのに、食べたいと言う欲求に駆られてしまう、その美しさ。
主人公のボンベロの料理を食べてみたい…。
でも、その料理を食べるには、死が迫った地獄の門をくぐらないといけない…⁈
いや〜、代償はなかなか厳しいものがある。
美味しい料理を食べるには、自らの命をも危険にさらして食していくのですから…。
それでもやってくる異常な殺し屋たちの、変態っぷりがとにかく凄すぎ!
中でも、キッドを演じた本郷奏多くんの変態っぷりがヤバかった(笑)
普段から偏食で細くてちょっと変な人だと思っていたから、この役は適任だと納得してしまいました!
人を笑いながら殺していくその異常者は、みている人の心を恐怖に陥れる。
まさに変態!
いろんな変態殺し屋がいますが、やはり彼の変態度はNo.1ですね(笑)
そして、このレストランを経営するボンベロを演じた藤原竜也さんの圧倒的な演技力!
どの出演者も個性的で素晴らしいけど、藤原さんの演技はずば抜けていました!
特にラストの戦闘シーンは、圧巻の一言。
アクションの続く殺し合いは、息もできないほどの緊迫感でした。
彼の演技力はどこまで進化していくのでしょう?
今後の彼の演技に期待です!
ただ、正直なところ、ストーリーが自分の思い描いていたものと違ったところが残念。
もっとミステリー要素の強いストーリーなのかと思っていたのですが、案外殺し屋ありきの話でまとまっていたところが惜しかった…。
もっと、こちらでも考えさせられる部分があるのかと思ったのですが、ひたすら殺し屋同士の駆け引きばかりでした。
観ているこっちは、映像を追いかけていくだけと言うところで、物足りなさを感じてしまいました。
まあ唯一こちら側が楽しめたのは、「ウォーリーを探せ」のように、豪華な女優や俳優陣を探せる楽しさがあったところ。
あの有名な人がこんなちょい役で出ているなんて…。
有名な方々があちらこちらで出没いていたので、どこに誰が隠れているのかを探すことも面白かったです(^^)
小栗旬があまりのちょい役で終わってしまったところも、ビックリ!
なんて贅沢な使い方なんだろうと、逆に感心してしまうほど…。
そう考えると、このダイナーという映画は、料理だけでなく、キャストの人選に至るまで、豪華に贅沢に仕上がっていることを感じさせられました。
こりゃ相当お金がかかっていそうな予感。
この映画をきっかけに、蜷川実花さんの世界が、世間に幅広く広まっていったら良いですね(^^)
つまらない映画😂
蜷川監督は確信犯
賛否分かれる作品。
蜷川監督がリミッター外して好きなように撮った、という感じに満ちてます。
ストーリーは、あって無いようなもの。
テンポと映像美優先で、説得力に欠けている。
モブは次々死ぬのに、主要人物は異常に不死身という、ありがちな話の典型。
蜷川節が全開すぎて、原作の原型をとどめていないのでは?と想像します。
本来は緻密な心理描写やハッとするエピソードに満ちていたのに、映画は設定をもらっただけ…みたいな。
原作未読なんですが。
でも監督は「最高に良いものを作り上げました」と自信満々だと思います。
この世界観のキャラクターを具現化する役者さん達は凄いですね。
作品の見所は、そこかな。
原作は読まず観ました。 良いのか悪いのか裏切られないストーリー。 ...
真矢みき様とミュージックビデオと美男美女
蜷川実花の世界観は好きだ。時にものすごくカラフルで明るかったり、時に濃い色味の中に毒があったり。だから、写真集も持っているし、写真展だって行ったことがある。彼女が今写真の世界ではその独自性で異彩を放つ、才能の塊であることは言うまでもない。だが、しかし。映画となると話は違うようだ。一度観たことがあるのだか、正直面白くなかった。いや、「特に印象に残らなかった」と言った方が正しいかもしれない。この人は映画に向いてないんでは、と思ったくらい、心を揺さぶるものが何もなかった。だから、期待はしていなかったのだか。期待していなかったよりは、よかった。彼女が言うように、細部までこだわって作品を作り上げる姿が目に見えるようだった。鮮やかな色彩感覚はやはり健在で、そうそうたる豪華キャストにもお腹いっぱい。一番よかったのは真矢みきで、さすが宝塚出身なだけあって動きはいちいちキレッキレ。最後の藤原竜也との乱射合戦、よかったなあ。だか、しかし。キルビルや冷たい熱帯魚のぶっ飛び感、迫力、全然超えなかったなあ。ラスト流れた曲が一番かっこよかった。あのミュージックビデオ、彼女に作らせたら、ピカ1なんじゃ?藤原竜也が俺はここの王だ!砂糖一粒も俺に従う!!と言ってるわりに、意外に謙虚でそんなにバイオレンスじゃなかったり、皆殺し屋なのに割りとあっさり死んだり、メッセージは少女の成長なんだろうけど色々詰め込みすぎて、何がなんだかわからなくなってしまったり、そこもテンションが下がるポイントだった。交遊関係の広い蜷川さん、今度映画を撮ることがあったら、芸能界の美男美女をかき集めて、R20の最強にぶっ飛んだ映画を是非撮ってほしい。
ダッサ、、クソ映画
カルト世界のカルト人達の物語
圧巻の映像美
ケレン味溢れる演出。狂乱の果てに待つ、己の存在意義とは。
【賛否両論チェック】
賛:ボンベロとカナコの不思議な絆を通して描かれていく、「自分が存在している意義」というテーマが、意外にも胸を打つ。色彩豊かな独特の世界観や、豪華キャストも魅力。
否:ストーリーは割と有って無いようなもので、ツッコみどころだらけ。ケレン味たっぷりの演出も好みが分かれるほか、殺害シーンもメッチャあり。
凄腕の元殺し屋が営む食堂で働かされることになった、孤独な少女。最初は殺し屋の店主と命が風前の灯火のウェイトレスという、殺伐とした関係性にすぎなかったボンベロとカナコが、客である殺し屋達のトラブルに巻き込まれていくうちに、次第に奇妙な絆を育んでいくのが印象的です。
そうした2人の絆を通して訴えかけられていく、「自分の存在意義」というテーマにも、思わずグッときます。カナコがボンベロに告げる、
「ここにいる。要らなくても、ここにいる。」
というセリフや、ボンベロの
「お前が、お前を必要としているんだ。」
という言葉がステキです。
ただやはり何といっても好き嫌いが分かれそうなのが、そのケレン味たっぷりな演出の数々。ストーリーなんかは有って無いようなもので、超豪華なキャストが演じる一癖も二癖もある殺し屋達も、良くも悪くもブッ飛んでいるキャラクターばかりなので、その辺りが苦手な人には向きません。
レーティングこそありませんが、殺害シーンもかなり多めです。いろんな意味で、観る人を選ぶ作品といえそうです。
窪田正孝
ポップコーンをぶちまけるくらいに
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