「最低の一言です。」Diner ダイナー とらねこヤマトさんの映画レビュー(感想・評価)
最低の一言です。
「さくらん」の実写がすごく好きだったので
期待していたのですが、原作が好きで劇場に
観に行った友人に「これは絶対に観ない方が
いい」と言い含められ、アマプラに出て初めて鑑賞しました。
漫画が原作と思っていらっしゃる方も多いと
思いますが(漫画の方は私も大好きです)、
原作は小説です。平山夢明先生の作品の中でも
傑作と思っている私の大好きな「ダイナー」をよくぞここまでレ◯プしてくれたなと思います。
星をつけたくもありません。
監督に対してマイナス800くらい付けたいです。あまりにも酷い。
監督は平山先生の他の小説は読んだことがないのでしょう。原作もきっとサッと目を通した程度に違いありません。
本当に心の底からガッカリです。
蜷川実花さんには二度と平山先生に関わってほしくないと思ってしまいました。
原作を気にせず観るなら綺麗で奇抜で面白く観れたのかもしれませんが、それにしてもアクションもストーリーも雑。まず原作が存在する意味がありません。
鑑賞中はずっと画面の玉城ティナさんの可愛さに救われていましたが、原作を考えると
「オオバカナコ」が玉城さんほど美しいわけがないのでこれもシラけてしまう要素です。
美しい俳優さん、実力ある俳優さんを揃えて
ここまで無駄遣いされている事もとても悲しいです。
実写化にはガッカリする事も多いですが、
ダイナーは本当に大好きな作品だったのでもう悲しみと憤りがおさまらずここに長々とレビューしてしまいました。
原作がお好きな方にはまったくお勧めできません。悲しい思いをされるだけです。
できれば原作を知らない方にも、あまり観てほしくない作品です。