劇場公開日 2019年7月5日

  • 予告編を見る

「良かったのは新世界」Diner ダイナー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0良かったのは新世界

2020年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ほとんど人間の中身を描いてない美しいだけの薄っぺらい映画。そうした毎度の蜷川作品なのだが、以前は気味悪いくらいの鮮やかさが目立っていたのに、今回は闇の世界を描いているため若干抑えめでした。その点はよかったと思うし、ドヴォルザークの「新世界」が珍しいことに2楽章、3楽章、4楽章と使われていたことが印象的。好きな曲だけについ喜んでしまいましたが、ほぼ打ち込み音楽だったことは評価が分かれるのだろう。

 ほぼ笑いを取るための演出ばかりで、荒唐無稽なのは構わないが、殺し屋という裏社会の恐ろしさは全く伝わらないことも残念な点。そうした命のやりとりと、結局は料理映画というアンバランスは面白いし、終盤の玉木ティナの夢を叶える部分は好き。

 中島哲也作品なんかを意識したかどうかは知りませんけど、結構似てるな~とも思いました。原作も知らないし、中の殺し屋という扱いもわからないのですが、その真意はどこに?仮に、人間はみな殺し屋の一面を持っているなんてことを描こうとしていたのなら、やっぱり失敗なのかもしれない。

kossy
アンディぴっとさんのコメント
2020年5月21日

kossyさんはダイナーはお好みではないのかなと勝手に思っておりましたが、ご覧になったんですね😄
コレはあまり考えずサラッと観た方がいい映画ですね。
窪田正孝の細マッチョに驚き、玉城ティナの可愛いさに癒されました。特に菊千代に苺をせがまれ、「ないない、苺ないよ」て言い方がすっごく可愛かった❣️

アンディぴっと