「アート作品」Diner ダイナー mumunさんの映画レビュー(感想・評価)
アート作品
蜷川実花さん作品、ヘルタースケルターを観たときの虚無感を思い出し、映画館で観るか迷いましたが、ポスターがかっこよかったのでやっぱり気になり観に行きました。
原作は知りません。全員殺し屋ってところが面白そうだなと思ったけど、公式インスタ見たら中身は無さそうだなと思ってストーリーには全く期待せずに行きました。そんなかんじで行ったのが良かったのか面白かったです。
画面がずっと綺麗、カラフルな空間だったり花びらが舞ったりしながら殺し合い、殺されたりするのが良かった。スプリンクラーの水と桜が舞う中びしょ濡れで戦う藤原さん素敵。
藤原さんも窪田くんも終始かっこよすぎる。エロすぎる。それはそれとして窪田くんの腹筋が出たとたん観るモード変わってしまいました。目がハートになりました。もっと見せろ!って思っちゃいました。
真矢さんは最初出てきたときは宝塚モロ出しか?と思ったけど、見てるうちにそういうヤバイ人って思えてきて本当かっこいい。さすがでした。原作では男なんですね。普通の男だったらつまらなかったと思う。
かなこ役の子は知らなかったけど、病んでてガリガリで脚長くてかわいい子がメイド服きててヤバさが増長しててよかった。
あとは奏多くんのサイズがどうにも笑ってしまってヤバさ半減したのでいっそ等身大でもよかったかなと思った。
爆音で鳴りまくる音楽もアートを見に行ったときの感覚になり個人的には良かったです。
原作はたぶん重くてグロイ系だと思うのでそれが好きな人は全然違うので見ない方がいいと思う。
むしろ原作とか関係ないです。蜷川実花と俳優陣のインスタレーションです。素敵でした。
ストーリーの感想は、藤原くんは死ぬだろうと思ってたのにハッピーエンドになったからよかった。どうせふわっと終わるんだろうと思ってたのに、あれだけすっきりはっきりハッピーエンドになるなんて驚きました。暗い話はニュースでもうたくさんなので創作話はいい結末にしてほしい。よかったよかった。