「微妙」Diner ダイナー えびふらいさんの映画レビュー(感想・評価)
微妙
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原作未読、特にお目当ての役者も居ませんでしたが、友人の勧めで一緒に見ました。
冒頭のシーンの演出はとても素晴らしく引き込まれるものもあったのですが、ここで!?みたいな所にチカチカするような演出が多く入り、最後の方にバトルシーンが何度もあるため、その度にだんだんくどくなり飽きてしまいました。
主人公に感情移入がしづらかったこと、藤原竜也が殺し屋という割にはどこか主人公に甘く感じてしまったこと、ラスボスや周りの人間の説明が少なく、いまいち分かりにくかったことなど、役者さんはすごい方々ばかりなのにどこか残念でした。
あと、2人のキスシーンはいらなかったと感じます。全体的に色々な要素がありすぎて収集がつかなくなっている所に「恋愛」まで入れてどうするんだと思いました。あの二人はあくまでオーナーとウェイトレス(弟子)でよかったと思います。ラストシーンも、あそこまでバトルを繰り広げたのに、藤原竜也が五体満足のまま、無事の菊千夜とともにあっさり玉城ティナの店を見つけてしまうのは出来すぎであまり感動しませんでした。せめてどこか後遺症が残ってるとか、よもやそのまま現れなかった方が終わり方としてはよかったんじゃないかと。
確かに映像の魅せ方は凄く、色彩も美しいものが多かったですが、それも言われてから「確かに」と感じました。それ以上に内容がわかりにくく、せっかくの映像美にいまいち集中できませんでした。
二回目を見ようとは思いません。
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