劇場公開日 2019年7月5日

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「濃厚で豪華なエンターテイメント劇」Diner ダイナー まるおけさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0濃厚で豪華なエンターテイメント劇

2019年7月14日
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鑑賞方法:映画館

怖い

単純

興奮

ヒロイン以外の人物描写を徹底して排除した事により、まるでダイナーという1つの連続した舞台を鑑賞している様な(実際、ダイナー内のシーンが殆どで、ヒロインの回想はまさに演劇調)、色々とツッコミ所満載なはずなのに、アニメ版「少女革命ウテナ」が大好きな私は、どこか似ているこの世界観をすんなりと受け入れてしまった(^_^;)
画面作りは超一流達の仕事だから良くて当たり前だが、それよりも、豪華俳優陣のイメージを最優先している所に並々ならぬこだわりと面白さを感じた。例えば、玉城ティナの回想でチラッとゴーヤーがあったり(あのハンバーガーのビジュアルも沖縄っぽい)、すべすべ筋なしミカンを愛でる奥田瑛二の潜在的茶目っ気、武田真治のめちゃイケ感、真矢ミキなんて宝塚そのままやん(^ ^)
気になった点は、登場人物の名前テロップが殆ど読めなかった事と、ラストバトルの「被ダメージ率」が分かりづらかった事かな。
前評判から星1覚悟で観に行ったが、久しぶりに微に入り細に入り、非常に楽しめた映画となった。

まるおけ