「オバマが選挙に負けた時に、彼女は辞任して、後任に自分の席を譲らなかったのか、理解できた」RBG 最強の85才 YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
オバマが選挙に負けた時に、彼女は辞任して、後任に自分の席を譲らなかったのか、理解できた
あまり脚色されていない映画なので、彼女を理解するには良い作品。
彼女が米最高裁判所判事に成った時、男女でも着れるようなユニバーサルデザイン型法衣を考案して着たのではなく、
男と区別した女性用法衣を考案して、着た事から、彼女の女性差別に対する姿勢が見えた気がした。
彼女は”女性差別””やマイノリティ””世の理不尽”等の為に戦っているのではなく
徹底的に戦って、勝つことが好きなので
勝つ為に数ある法律の中で、最高位である「憲法」のみを厳格に背にして戦う事に徹している原理主義者である。
(僕も法律の最高位が憲法だと解釈しています)
彼女が判事時代に戦った6つの事案(5勝1敗)について、内容を知りたくなった。
近年、民主党の為に”役割”を演出する案件もあったようだが
彼女は基本、カーター元大統領やクリントン元大統領に恩を感じ、民主党の為に戦い続けているわけではないし
クリントン夫人が大統領に成って一緒に仕事をするのを待っているのではなく、
彼女は心底、戦いが好きなのである。
彼女は”体力の続くまで、最高裁判所判事を務める”ではなく、死ぬまで判事を辞めない事は理解できた。
そして闘う支えは素敵な夫である。
彼女は良きパートナーに恵まれたお陰で、本気で闘えたのだとも確信した。
羨ましい夫婦愛だ。
この映画を観る前に「バイス」をいる事を勧める。友人に言われたからだ。
コメントする