劇場公開日 2019年5月10日

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「「ビリーブ」を観た後に」RBG 最強の85才 aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「ビリーブ」を観た後に

2019年5月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

RBGをご存知だろうか?

ルース・ベイダー・ギンズバーグ
ダースベイダーでも、PCモニタの端子の名前でも無い。米国の最高裁判事の現在唯一の女性判事のことだ。

映画「ビリーブ 未来への大逆転」で、彼女の前半生をフェリシティ・ジョーンズ(スターウォーズ ローグ・ワンの主演女優)が演じた。自分は、そこで初めてその人生を知ったのだが、主に女性差別と闘ってきた人生が、とてもカッコ良いのだ。憲法で、法の下の平等を謳いながら、目の前の差別を理解できない男性陣に、徹底的に闘うわけだが、そのやり方が素晴らしい。デモをするわけでも、叫び声あげる訳でもなく、冷静に理路整然と事実や課題を説明し、自分の意見を述べ、問題を浮き彫りにしていく。ガンジーでは無いが、非暴力非服従を粛々と貫く姿が美しいとさえ感じる。

本作は本人登場のドキュメンタリーなのだが、85歳のこのおばあ様が、とてもチャーミングなのだ。夫や子供達のコメントも楽しい。本人のインタビューでは、頭脳明晰、冷静なのはそのままだが、コメディアンが自分のモノマネをするビデオを見てクスクス笑ったり、優しく若者に法律の本質を説いたり、人間的にも興味が湧いた。

映画としては、少しダルだが、個人的には少しでも多くの人に、RBGに興味を持ってもらいたいと思った。

AMaclean