「色のない日常と朝焼け」夜明け だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
色のない日常と朝焼け
主役のお二人が切ない。
互いに心にキズがあって互いに必要なのに、お互いを思いやってるのがせつないなぁと。
若者側は、目標が見つからない虚無感。
大人側は、不器用な親父感が良かったです。
あとは、地元千葉県!ということで、すぐそこの通りとか出てきて嬉しかった。
気になったのは、手持ちカメラ。画面が揺れて見にくい。緊迫感とか必要ないのになぜ??と思ってしまう。
ドラマチックと言えないほど、日常的な話なので、感情移入しやすいと思う反面、退屈な感じもあります。
千葉の田舎の冬という色が無い世界と、朝焼けのコントラストは良かったです。
あとはラストシーンですね。
ん?これで終わり?
あとは観た人に任せます。的な。
好みが別れるところです。
追記、
翌日にじわじわ来たので追記させていただきます。
柳楽優弥が演じた青年について考えていました。
先日の成人式の日のクリープハイプのコラムで「挫折さえ出来ず苦しむ…」という言葉が引っかかっていましたが、この若者はまさにこれかと。挫折するためには夢や目標が必要なので、挫折することさえできないという人も多いと思います。そんな虚無感がよく分かり、柳楽優弥さんの演技が翌日にじわじわ来ました。
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