七つの会議のレビュー・感想・評価
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サラリーマンの妄想映画?
おじさんサラリーマンの妄想を、有名な俳優さんを使って大げさな演技で壮大感を出しました。みたいな…
大げさな演技と普通の演技のバランスが面白い、とかそういう感じなのかな?
わくわくもハラハラもなく、最後まで「なんだろこの映画…?」とずっと首を傾げたまま見た映画でしたが、時計をそこまで気にせずに見たので星3つ。
あ、ミッチーがいい感じでしたし、女性社員が可愛かった。
良かった
原作と設定が違うし、7つの会議の意味が不明になってるし、あれよあれよという間に話しが進むし。
あれ、でも面白いかも。って感じですかね。
もう一度原作を忘れて見たくなりました。
重くなる野村萬斎さんと香川照之さんの雰囲気をミッチーと朝倉さんのコンビが楽しくしてくれていい感じでした。
劇画だよ劇画
20年間ずっとグータラだった男が、パイプ椅子をキッカケにヒーローの誇りを取り戻す…って、
この人20年間、居眠り以外に何やってたんですかね?しかも本社の営業係長という花形ポスト据え置きで。
何か経営陣のキンタマでも握ってるのかと思ったら、特段そういう訳でもないし。
実は特命係長だった!とかの方がまだ説得力ありますよ。こんな劇画なサラリーマンいねえよ。いる?
とはいえ、この劇画感を狙って出してるのは、主演・野村萬斎であることからも明らかでしょう。
でも、劇画的に泣きながらネジ手渡してる暇があったら、社長の発言をボイレコで録っときゃ良かったんじゃないかな。
ラストの独白だけは、金払って見る価値多いにアリ。
ところで私、社会人としては未熟で世間知らずな青二才ですのでよく分かりませんが、
世の同輩は、ここまでコンプライアンスや法令遵守の欠片もない仁義なき日々を強いられてるものなんでしょうか?働くの怖いお。
この世から不正はなくなりません、絶対に。
安定の池井戸潤クオリティ。
脇を固める役者陣はいつもの顔ぶれで、そこに主役として野村萬斎を据えることで新鮮味が生まれる。物語の主人公は野村萬斎演じる八角だが、実際には、朝倉あき演じる女子社員の視線で追う方が面白い。しかし、朝倉あきの健気さは、この濃厚な映画の中の一服の安らぎだなあ。
ストーリー的には、説得力が足りない感はあり。だいたい、あれだけ八角がダメ社員ならとっくに左遷。それに営業は部品調達なんかしないし。最後の決め手(なにかは言いませんが)があれだけでは、いくらデータや調査を駆使したところで、マスコミを抑えるくらい北大路欣也なら容易いものじゃない? そういうところに目をつぶって観れるかどうか、そこが問題。
スッキリしない終わり方で残念
最後に原作にないセリフを八角が話すまるで武士道を、全否定するようなセリフのお陰で全てが台無しになり、残念でした。
日本文化の全否定をする必要は、ないと思います。レビューで、その事をすんなり受け入れている事にも二度ショックを受けました。
誰が為に、責任は在る
不正は終わらない。ただ、不正を糺さねば、腐敗が始まる…。そんな台詞がSF 小説にあるそうです。私達は、腐敗することで、何を得て、何を失ったのですかね。
機械は、決められた価値しか作らない。それを越える価値は、ヒトのみが作り出すと云う理論が、あるそうですが、ヒトが作り出した価値が、本作のようなものでは…。家族を養う為に、家族でない人を危険に晒す責任は、何処に向かえばいいのでしょう。
結局、黒ひげ危機一発。責任と云う爆弾を、最期に破裂させるのは、経営者?、株主?、それともユーザー?。椅子が宙を舞い、タイヤが空を飛ぶ時代、私達は、他者を糾弾するだけでよいのでしょうか。ユーザーが、コストを越える品質を求める限り、あの御前様は、いつまでも、御前様であり続けるでしょう。それでも、糺さないとね。
松本零士の「1000年女王」。マンガ、テレビ、映画で、ラストが少し異なるのですが、最も壮絶なのが映画版。自分の大切なものを守るため、女王は全てを犠牲にします。そんな覚悟が私達にも、求められる時代なのかな。
今の生活を犠牲にしてまで、告発するのは楽じゃないからね。
顔芸映画
もう皆さまが散々ツッコんでる通り、社員数人の零細企業ならともかく、それなりの規模の会社が営業部だけであんな捏造は無理です。
謎解きのキーも「たまたま目に入った」の連続で、そんな都合よく行くかいな、と完全に冷めてしまいました。
芸達者な役者さんの多彩な顔芸で、なんとか映画の体裁を保った感じです。
一番の見どころは日本の良いところでも悪いところでもある「忠誠心」について語ったエンドロールでしょうね。あそこについて、忠誠心が薄れていると言われる今の新人たちと語り合いたいところです。まぁ私もアラフォーでありながら会社への忠誠心なんてほとんどないですが…
追記
この映画に何かデジャヴを感じてたんですが、分かりました。
だいぶ前に吉本芸人中心に作られたドラマ「明日があるさ」です。
あれも営業部でありながら、やってることはほぼ商品企画部でした。
やはりこれくらい単純化しないと、広い層に分かる映画にはならないってことなんですかねぇ…
企業ドラマと少しの可笑しみ
ストーリーはテンポよく飽きさせないし、企業人としても考えさせられる所のある良い映画でした。
途中から説明調での展開が多くなり、少し残念でしたが、演者の実力があるから緊張感を持たせたまま突っ切れていました。
メールとか最後の証拠品とか、少し突っ込みたくなるところは愛嬌です。
顔芸大会にも思えてきて、そういう楽しみ方もあるのかと、最後までニヤニヤしてました。
エンディングの野村さんは必見です。
ぜひとも‼️一度は見ていただきたい映画です🎞
野村萬斎さんのだんだん豹変していく様子、美しさ、香川さんの迫力ある演技、北大路欣也さん、橋爪功さん等々の豪華キャストの演技は、必見だと思います。
福澤監督のどの場面も必ず意味を持ち、ラストへ向けての伏線、伏線のさりげないシーン数々、すごいです。
そして、エンドロールでの萬斎さんの独白。そうだなとうなずいてしまうものでした。
一度見ると、もう一度見たくなってしまう映画です。ドーナツも食べたくなる映画です。
いいですね、文句なし、
見事な娯楽映画だと思います。
テンポも良く、飽きない。
次はどうなるだろう、それから、そうか。
見事ですね、シンゴジラの会議シーンとは大違いだ。
俳優人も、役にピッタリ良かったです。
次の池井戸潤作品、大いに期待します‼️
野村萬斎の言う通り(╹◡╹)
最後の野村萬斎の言葉
その通りだと思いました。
世の中乱れないように、歯止めを掛ける
正義を行う人は必要ですよね。
問題は色々な業界であると思います、
ダメな所は浮き彫りになって
正していかないとダメ、
そういう社会になって欲しいと
この映画観て強く望みました!
独白
最後の独白を聞かせたかったのだろうなぁと思う。至極、正論ではある。
滑り出しは何がターゲットなのかてんで分からず、八角のアウトローさだけが目立つ。中盤くらいに種あかしがあるのだが、それまでは延々とパワーゲームの話しが続く。
生き辛いサラリーマン社会に辟易しつつも、綺麗事だけでは回らない社会に諦めに似たような感情も抱く。
恐るべき病に侵されてんだなと。
治療も根治も出来ないだろうなと。
1度組み込まれてしまったら逃げ出せない。
嫌なら出でいくしかない。
それが日本のサラリーマンなんだと思う。
いや…この国の国民性なのかも。
話しの核はデータ改竄の話で、それが何故起こるのかって話。
まぁ、サムライ精神どうこうな独白には納得できる部分はあるものの、根本はもうちょい違うのだろうなぁと考えてしまう。
金はあるに越した事はない。
名誉も地位も、欲しくないわけじゃない。
その欲に際限が無いって事なのだと思う。
競争社会や、昇級や業績。あらゆるものが比較されて評価される社会の影みたいなものだ。
それでも昔は、そこに情や常識が常駐し、ギリギリのバランスを保ててたのだと思う。
結果に数字という物差しを当てた時、数字は嘘をつかないなんて標語が出来た時、そのバランスは無残に崩壊したのであろう。
作品的には、八角のアウトローさが鼻につく。
あんな牙を丸出しにした状態で20年も過ごしていたのだろうか?
巨悪に立ち向かうヒーローらしすぎて、気持ちが悪い。
彼のキャラがこの作品自体を絵空事と思わせてしまっているようにも思う。
見終わって、胸がすぐ思いがするわけでもなく、ただただ虚しさだけが残るような。
自分達が必死に戦ってる戦場は、その前線は、こんなにも無価値なものなのかと、こんなにもハリボテの企業理論に洗脳されているのかと。
俺はサラリーマンじゃないからそう思うのかもしれないが。
総体的には、日本の病巣をえぐるだけえぐった映画ではある、か。
池井戸作品なのにスカッとしない。
期待していましたが宣伝倒れ。
残念ながら感情移入できませんでした。
リアリティがなく偽装の重みが伝わってこないこと。偽装を暴くスリルがないこと。
原作や以前NHKでやっていた同作品の描き方と違い正義と企業の論理の間で揺れる登場人物の葛藤が伝わってこないこと。
演技がみな大袈裟すぎて観ている側が引いてしまうこと。特に野村萬斎の演技から狂言師が抜けていないこと。音楽も軽過ぎる。
池井戸作品なのにスカッとしません。押し込まれて逆転する痛快さがないからでしょう。
大変辛口な評価になりました。ワイドショーであれほど話題作りしていたのに、、という思いが入っています。
不正は絶対に無くならない
会社員であれば必ず感じる会社独自の論理、上司からの理不尽な命令や部署間のいざこざといった、負の暴風を受けても果敢に突き進む八角の姿勢に勇気づけられた気がしました。
その八角も、人を間接的に殺したことや不正に関与させられそうになったことといった過去を持つことで、現在のぶれない姿勢を持つに至ったというプロセスにも感動できます。
八角の対比として登場している八角の同期の北川部長は、完全に敵として立ちはだかるかと思いきや、最終的には八角に手を貸して不正を暴くというストーリーに、一時は袂を袂を分かった二人が熱い絆で実は結ばれていたようで、この作品の味わい深い良さがあります。
そして、最期EDの八角の語りが良いのも、この作品を語る上で重要な要素でしょう。
民間企業は競合他社に勝ってお金を稼ぐ必要があるので、八角が語っているように、残念ながらこの世から不正は永久に無くならないでしょう。
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